Lv.82_モフ郎とモフ吉 ページ32
このままじゃ2人ともやられる。
そう思われたが、カナキリの長が2人にあたる寸前で手を止めた。
「ギャースギャース!!」
サブロ「あれは……長の
入間「えっ!?」
『モフ吉……っ!!』
サブロ「モフ吉!?」
カナキリの長は子供に夢中。
これはチャンスだ。
『(この隙に治療をする…!)』
「今のうちに攻撃を…「長さーん!」ぬっ!?」
「ヌシ何を…っAもどこに行くつもりだ!?」
イルマくんの言葉を合図に私は走り出す。
長はイルマくんの声と自分の子供に夢中で私には気づいていないようだった。
「お子さんの足はもう大丈夫ですよー!」
「ギギャ ア」
「心配しないで!僕らも何もしませんから!ねっ!」
イルマくんがサブロさんに同意を求める。
サブロさんは戸惑っており、カナキリの長はサブロさんの持っている武器を見つめていた。
「置いて」
「しかしッ」
「早く。大丈夫だから、ね?」
イルマくんが笑いかけるとサブロさんはしぶしぶ武器を置いてイルマくんと一緒に両手を上げた。
『カナキリの長さん、1度失礼しますね』
未だ腕から出ている血を1滴、カナキリの長の傷口に落とす。
するとイルマくんの時と同じように傷がみるみる癒えたと同時に…
カナキリの長の体が今よりもでかくなり、爪の形などもより強そうに変化した。
…………進化した??
なんで進化……????
これにはモフ吉も長さんもサブロさんも…
そしてイルマくんも私もびっくりした。
なんで、
傷を治すはずが何故か進化した。
もしかして私ってイルマくんとは違う何かを持っているのでは、?
分からない。
私はその場で突っ立っていた。
ズズズと私たちに近づくカナキリの長。
そしてモフ吉と一緒に頭を下げた。
「(__…これが。これが特待生入間とAの実力か)」
『え、ちょ頭あげてくださいモフ吉、モフ郎さん』
「ちょ、勝手に名前つけちゃっていいのかな!?」
慌てるイルマくん。
『わっ、くすぐたい!!くすぐったいよ!!』
モフ吉とモフ郎は嬉しそうに頬をスリスリしてきた。
可愛い無理しんどい。
可愛いは世界を救う。
「……全員満更でも無さそうだがな」
「…そう、だね……」
……
……
……
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ねこまくん - この作品大好きです!!尊すぎて夢主ちゃんが心臓破裂する前に心臓が破裂しそうです………! (9月17日 7時) (レス) @page15 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです🥺今後もダリ先生との絡み増やしていくつもり(というか下書きには既にある)ので乞うご期待下さい🫢 (2023年2月8日 22時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します!面白くて、一話から一気読みしてしまいました!個人的にダリ先生の絡みが今のところ好きです…!教師陣大好きなので、他の人との絡みも楽しみにしてます!更新頑張って下さい! (2023年2月3日 22時) (レス) @page14 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年2月2日 0時