Lv.77＿カルエゴ先生 ページ27
｢あ''？｣
『ﾋｯ……貴様じゃないです！！』
怖かったけどもう一度言う。
だってカルエゴ先生はこの世界で一番最初に出会った悪魔。
命の恩人であり、
少しは距離を縮めたい。
シチロウさんほどじゃなくても。
｢何が言いたい｣
『な、名前、で呼んで欲しいな、と』
｢……｣
『……』
｢……｣
『……』
カルエゴ先生が黙り込んでしまう。
｢……はぁ。A、最近どうだ｣
私も無言を貫いていると、諦めたように名前を呼んでくれた。
『え、っ、えっと元気？です。あ、でも聞きたいこ、ことがあって』
思ったより名前呼びの威力が凄くてまともに顔が見れない。
｢……ほぉ？言ってみろ｣
それに気づいたのか、気づいていないのかは分からないが反応を楽しむように顔をのぞきこんできた。
『……っ。っえ、と、なんか、じつ、は……』
少しつっかえながらもクララちゃんやジャズくんのカケイノウリョクを真似出来てしまったこと、魔力が効かないことをはなした。
そしてカケイノウリョクとは何かをカルエゴ先生に聞いた。
『……なるほど、つまり私はクララちゃんとジャズくんの家族ってこと……？』
｢馬鹿か貴様は｣
『む。』
｢…とりあえずその件は調べておく。｣
目を逸らすカルエゴ先生。
言い直すくらいしてくれてもいいのに。
『……』
｢なにか不満か？｣
カルエゴ先生が開き直って圧をかけてくる。
こういうのが大人のズルいところだと思う。
『い、いえとんでもない！…とりあえず私はこの試験どうしてれば……ってああああああああああ！？！？』
｢大人しくしていろ…………って何をしている！？！？！？｣
いきなり大きな鳥に咥えられたかと思えばそのままどこかへ連れてかれる。
すかさずカルエゴ先生が私たちを追いかけようとしたが仲間？の鳥の群れがカルエゴ先生をつっつき始める。
カルエゴ先生は諦めて戻って行ってしまった。
『いや諦めないで！？！？』
｢(まぁ、あいつに何かあればアホ理事長が飛んでくるだろうし……なんとかなるだろ)｣
ちょっとは仲良くなれたと思ったのに！！
簡単に見捨てるなんて悪魔だ……！！！
……いや悪魔なのか。
もうやめよこの流れ。飽きた。
何より虚しくなるね。
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ねこまくん - この作品大好きです！！尊すぎて夢主ちゃんが心臓破裂する前に心臓が破裂しそうです………！ (9月17日 7時) (
レス) @page15 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさんコメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです🥺今後もダリ先生との絡み増やしていくつもり(というか下書きには既にある)ので乞うご期待下さい🫢 (2023年2月8日 22時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！面白くて、一話から一気読みしてしまいました！個人的にダリ先生の絡みが今のところ好きです…!教師陣大好きなので、他の人との絡みも楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2023年2月3日 22時) (レス) @page14 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年2月2日 0時
