Lv.108 ページ8
『あ、シチロウさん！』
｢Aちゃん…？まだ帰ってなかったの？｣
さっさと帰ろうと廊下を走っていると、前にシチロウさんを見つけた。
名前を呼ぶと立ち止まってくれるシチロウさん。
『あー…色々ありまして』
｢…そっか。ちょうどいいや、渡したい物があったんだ。まだ時間あるかな？｣
『はい！』
いまの誤魔化し方はあからさますぎただろうか。
でもまぁ気にしていない様子だったしいいかな。
シチロウさんの隣に並んで準備室へと向かった。
『(……なんだかテンションが低い気がする、のは気のせいかな)』
｢Aちゃん、魔界のあれこれが分からないって言ってたからこれ、良かったら読んで｣
6冊の絵本を渡される。
絵は可愛いがタイトルがなかなか凄い。
あとから聞いたが、この絵本はシチロウさんが作ってるらしい。
可愛いかよたべるぞ
※食べられる側です
『ありがとうございます！』
｢読み終わったら僕に言ってね。新しいの渡すから｣
大きな手で頭を撫でられる。
やっぱりこの手が1番だな…。
しばらくシチロウさんの手を官能しているとふと、私を見ている視線に気がつく。
はるか上にあるシチロウさんの顔を見てみると怖い顔でこちらを見下していた。
こわい。いつもの優しい雰囲気はどこに行ったの。
『シチ、ロウさん、？』
｢Aちゃん｣
『ﾊｯ、はい！！』
あまりの威圧感に声が裏がえる。
怖い。こんなシチロウさん知らない。
｢火照った顔に少し乱れた制服。そしてその手の傷。どこで何をしてたの？｣
…ん？
……もしかして私えっちなことしたって疑われてる？
してない、してないけど襲われそうになったとは言えない。
だって素直に言えば先生同士の仲に亀裂が入るかもしれない。
瞬時にお仕事のモードに入り、事実を混ぜつつ誤魔化すことにした。
大丈夫、ブザーが反応しないならきっとバレない。
『手の傷はごみ拾いでできたものですよ。』
｢そう｣
『制服の乱れはゴミに躓いた際にアズくんに助けられた時に出来たものでしょう。』
｢それで？｣
『火照った顔は……走ったからかな？それともシチロウさんにまた会えて興奮してるのかも。どっちにしろ先生が思ってるようなことはないですよ…！』
グッと親指を立てたが雰囲気は変わらず。
シチロウさんの目も死んだままだった。
｢そっか…｣
｢ブザーが反応しないから嘘を混ぜてもバレないと思ったんだね｣
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ほかほかごはん(プロフ) - あさん» あさんコメントありがとうございます。わああああ！！それは私もみたい、みたいです！！かきます！！！ (2023年2月18日 14時) (
レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - 推し尊いさん» こちらこそ読んで頂きありがとうございます✌️ (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - マリアさん» マリアさんコメントありがとうございます！ダリ先生ってたくさんのえ っちな可能性を秘めてると思うんですよね…うふふ。このコメントで頑張れちゃいますありがとうございます😚 (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めちゃくちゃすきです。宜しければ夢主様の悪周期姿が見たいです。 (2023年2月15日 10時) (レス) id: ab7be6f3e6 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い - ほかほかごはんさん» お返事ありがとうございます!!!そうですよね!!!この教師統括イケメンだし色気やばいし可愛いしで最高なんだが!?!?作者様の方が神ですよ(^-^)作品を作っていただきありがとうございます!!!!! (2023年2月14日 18時) (レス) id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年2月10日 15時
