Lv.142 ※注意 ページ42
まぁあれだ、簡単に言えばドッヂボール(強化版)をするみたい。
ルール的には魔力を使っても良いのだが
イルマくんが今使える魔力はサリバン様のもので自分の力では無いから、と魔力は使わないことにしたそうだ。
真面目だな、純粋だな、かわいいな。
思ったことを言えばサリバン様は分かる〜〜っ!!とイルマくん語りを始めた。
そして気づけば私は眠りについていた。
「………A様」
目を覚ますと、字を書いているペンの音と時計の音、そして心臓の音が聞こえてきた。
私…いつの間に…
状況を整理しようとモゾモゾ動けば「おはようAちゃん」と上から声がする。
『おはよ、……ございま、す…』
どうやら私はサリバン様の腕の中で眠っていたらしい。
そこら辺にほっぽっとけばいいものの、私を抱えたままお仕事をしているようだ。
『私どれくらい寝てました…?』
「66分寝てたよ〜」
そんなに!?
1時間もサリバン様の胸で…
『すみません…』
「大丈夫!僕がこうしていたかったんだからねッ!それに、Aちゃんが起きた時にお話出来るようにしておきたかったからさっ」
いつもの私なら慌てて降りてたけど私はその場から離れようとしなかった。
生理が重いのもあるけど、何よりこの温もりを手放したくなかった。
生理中は気持ちの浮き沈みが激しい。
現に私は泣いていた。
サリバン様のシャツを汚してしまうと分かっていても涙が止まらなかった。
そんな私を知っていてか、ポンポンと落ち着かせるように背中を叩いてくれた。
『いつも…ありがとう、ございます…。私、こんなに落ち着いて生活できたの、ここに来てからが初めてです、』
生理中でも母に強制され、練習や習い事を頑張った。
実を言うと役者なんかになりたくなかった。
普通な生活を送りたかった。
学校に行って、勉強をして、時に恋をして、バイトなんか行っちゃったりして。
失恋した時には友達に慰めてもらったりしちゃって。
あ、部活に入るのもいいかも。
大人になったらありのままの自分を愛してくれる人と結婚して…
それから…
「Aちゃん、大丈夫。」
『…っ!』
「ここなら自分のやりたいことができるよ。無理だと思っても僕に相談して。なんでも叶えてあげる。なぜなら僕は君のおじいちゃんだからね」
『っありがとう、ございます…おじい…ちゃん…』
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ほかほかごはん(プロフ) - あさん» あさんコメントありがとうございます。わああああ!!それは私もみたい、みたいです!!かきます!!! (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - 推し尊いさん» こちらこそ読んで頂きありがとうございます✌️ (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - マリアさん» マリアさんコメントありがとうございます!ダリ先生ってたくさんのえ っちな可能性を秘めてると思うんですよね…うふふ。このコメントで頑張れちゃいますありがとうございます😚 (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めちゃくちゃすきです。宜しければ夢主様の悪周期姿が見たいです。 (2023年2月15日 10時) (レス) id: ab7be6f3e6 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い - ほかほかごはんさん» お返事ありがとうございます!!!そうですよね!!!この教師統括イケメンだし色気やばいし可愛いしで最高なんだが!?!?作者様の方が神ですよ(^-^)作品を作っていただきありがとうございます!!!!! (2023年2月14日 18時) (レス) id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年2月10日 15時