【3】不幸体質？の私、起きたら魔界でした

Lv.141 ※途中生理ネタ注意 ページ41

｢うん！｣

『あたりまえ！』


2人で返事をするとクララちゃんは｢ふへへ、そっか〜！！｣と笑った。



そして立ち上がって…ニヒッと笑うと…


｢いつか2人ともメロメロにしてやるぜ｣


と指をさされた。


いつもと違う可愛さのクララちゃんに胸がドキッとした。



｢よし！スッキリした！アズアズ寂しがってるから行こ！｣


クララちゃんがそういって私の手を取って走り出した。


私はとっさにイルマくんの手を掴んで3人でアズくんの元に向かった。


よくわかんなかったけどクララちゃんが笑顔になって良かった。



……


……


……



ここから生理ネタです。





『あ、あのぅ……これは一体？』


｢癒しの補・充♡いや〜やってみたかったんだよね、孫吸い！｣

『孫吸い……？？？？？』


私があの日で動けないでいるとウキウキルンルンなサリバン様が私を抱き上げた。


食べられるかと思ったけど違うみたい。


楽な体勢で抱きしめられたかと思えばｽｰﾊｰとめちゃくちゃすわれた。


ドゴンという大きな音と建物の揺れをバックに。


待って下さいサリバン様。孫吸いも気になるけどこの大きな音と揺れはなに？？

地震？？なんでスルーしてるの？？

魔界じゃこれが普通なの！？


私の部屋だったら推しのグッズ散乱してるよ！？



『外からすごい音が聞こえるんですが大丈夫ですか…！？』



｢大丈夫大丈夫〜！次の位階昇級試験の為にイルマくんが特訓してるだけだから！それより＿｣


『それよりじゃなくてですね！？！？特訓であんな音でることあります！？』

｢今出てるじゃない｣

『そうですけどもッ！！！！』



尋常じゃない音と揺れですが！？
イルマくんちゃんと生きてる！？

本当に訓練なんだよね…！？


｢そんなに心配なら見てみる〜？｣


ヒョイッと私を抱き上げて窓の方まで移動するサリバン様。


お礼を言って窓の外を見ると豪速球を投げるオペラさんとそれを避けまくるイルマくんの姿があった。



…オペラさんってあんなに馬鹿力だったの？
当たった岩砕けてますけど。おかしくないですか？


ていうか騒音と建物の揺れに気を取られてスルーしちゃってたけど…


『ランク昇級試験ってなんですか！？！？』

｢うんうんいいねその反応面白いよ〜！｣

『説明して下さいサリ……おじいちゃん！！』

｢ちゃんと説明するから落ち着いて落ち着いてっ！｣



サリバン様が再び私のベッドに腰かける。
そして分かりやすく説明してくれた。

Lv.142 ※注意→←Lv.140

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