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Lv.105 ページ5

「僕があの時何故屋上にいたかわかる?」


『…見回りじゃないんですか』


「んー…半分正解!44点!」


『半分とは??』



思わず突っ込んでしまったが許して欲しい。



だってあと6点どこ行ったのってなるじゃん。



「甘くてとろけるような匂いにつられて屋上まで来たんだ。嗅いだことある匂いだと思ったらAちゃんの匂いだったみたいだね」


先程もアズくんから聞いたその言葉。
こんなほんのちょっとの怪我でそんなに匂いがするものなのだろうか。




『ばっちいですよ!!離してください!』



私の手を自分の頬に擦り付けるダリ先生。


慌てて顔から手を離そうとするががっちり掴まれている。


場違いかもしれないけど手を洗っといてよかったと思った。



うっすらと笑うダリ先生の表情は色気が凄かった。



この顔、前に押し倒された時と一緒だ




鋭くこちらを見るキャラメル色の瞳。


頬には血がついてさらに狂気に満ちている。




''悪魔''



今の彼はまさにそれだった。



そう思うと同時に綺麗だと思ってしまった。




目が離せない。



美形(イケメン)に弱い私は振り払うことすら諦めてしまう。



ふと元いた場所のことを思い出す。



ここ(魔界)に来る前、ちょうど先生に好意を持たれている生徒役をしていた。



生徒と先生は両思いだが、生徒は真面目なので先生の好意を受け取らない、そんなふたりのドキドキラブストーリーというなんとも教育に悪いドラマだ。



同じようなシチュエーションで、相手はダリ先生によく似た俳優さん。


嫌でも意識してしまう。


確かあのシーンは刺激が強かった記憶があったな。



頬に手を添えたあと、体温を官能するように頬を擦り付けて…

「そんな顔も出来たんだね」

と一言。
びっくりして手を引っ込めようとすれば恋人繋ぎに変えてくる。



そして……




『っ…その後はダメです!』



「え〜?ってははっ、顔真っ赤〜笑」



私が撮影したシーンをなぞるようにダリ先生が動いた。


違うことがあるとすれば血が着いていることくらいだろうか。


ドラマではこの後先生はペロッと手を舐める。


役になりきっていたあの時ですら撮影後、恥ずかしさで鼻血を出したというのに、実際にされたら私は…


それに血を舐められてモフ郎(カナキリの長)みたいに進化?したら困る。



空いている方の手でダリ先生の口を塞げば、一瞬目を丸くしたあといつもの表情に戻った。

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設定タグ:魔入りました!入間くん , 愛され , 魔入間   
作品ジャンル:ラブコメ
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ほかほかごはん(プロフ) - あさん» あさんコメントありがとうございます。わああああ!!それは私もみたい、みたいです!!かきます!!! (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - 推し尊いさん» こちらこそ読んで頂きありがとうございます✌️ (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - マリアさん» マリアさんコメントありがとうございます!ダリ先生ってたくさんのえ っちな可能性を秘めてると思うんですよね…うふふ。このコメントで頑張れちゃいますありがとうございます😚 (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃくちゃすきです。宜しければ夢主様の悪周期姿が見たいです。 (2023年2月15日 10時) (レス) id: ab7be6f3e6 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い - ほかほかごはんさん» お返事ありがとうございます!!!そうですよね!!!この教師統括イケメンだし色気やばいし可愛いしで最高なんだが!?!?作者様の方が神ですよ(^-^)作品を作っていただきありがとうございます!!!!! (2023年2月14日 18時) (レス) id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年2月10日 15時

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