Lv.127 ページ27
『とりあえずこの短時間でソイソイが可愛いってことがわかった』
「それ何も分かってない」
『ウケる』
このテンポ感心地いいな。
まるでトモちゃんと話してた時みたい。
ちらっと時計をもうすぐ17時になる。
私は立ち上がってぱっぱとスカートの汚れをはらった。
「もういくの?」
『え?』
「あ」
まさかソイソイからそんな言葉が出てくるとは思わず目を丸くする。
彼を見ると口を押さえていたがもう遅い。
『ふーん?寂しいんだ??ふーん??』
「いや__」
『寂しいなら素直にそう言えばいいのに〜かわいいねソイソイ♡』
ツンツンと頬を突っつくとその指を掴まれた。
「誰が寂しいなんて言ったの?僕はただもういくのか聞いただけなんだけど。ほら君ってなんか喋りだしたら止まらないタイプっぽいからもっと喋るのかなって思ってつい聞いちゃっただけで別に他意はないし。いきたいならいけば?別に僕は止めないし止めようとも思わないし(あれ僕なんでこんな言い訳みたいなこと言ってるんだろう)とりあえず」
『ちょっっっストップさすがに私も傷つく』
「……ごめん」
意外と素直に謝るソイソイ。
多分さっきの本心じゃないんだろうな。
『ほら、もうすぐいつもピクシーがトランペット吹く時間でしょ?だから邪魔しちゃ悪いかなって』
「誰も邪魔なんて言ってないじゃん。Aさんって妄想癖激しいタイプ?」
『コノヤロウ。喋りだしたら止まらないタイプも妄想癖激しいタイプも君じゃろがいはっ倒すぞ』
「うわこわ。これが女子の裏の顔…皆知ったらどうなるんだろう」
『……ピクシーくんの正体、みんなが知ったらどんな反応するかな』
「……」
『……』
「手口が
『うわ今の過去一傷ついた』
「失礼で草」
『ソイソイも充分失礼だよ』
なんだかんだ言って仲良しなふたりだった。
『……じゃあソイソイがいいならトランペット隣で聞いてていい?』
「……うん。」
許可が出たのでソイソイの隣に並ぶ。
真横から聞こえてくるトランペットの迫力は今まで聞いたどの音よりも凄かった。
『〜___♬*°』
「!」
気づけばトランペットの音に声を乗せていた。
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ほかほかごはん(プロフ) - あさん» あさんコメントありがとうございます。わああああ!!それは私もみたい、みたいです!!かきます!!! (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - 推し尊いさん» こちらこそ読んで頂きありがとうございます✌️ (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - マリアさん» マリアさんコメントありがとうございます!ダリ先生ってたくさんのえ っちな可能性を秘めてると思うんですよね…うふふ。このコメントで頑張れちゃいますありがとうございます😚 (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めちゃくちゃすきです。宜しければ夢主様の悪周期姿が見たいです。 (2023年2月15日 10時) (レス) id: ab7be6f3e6 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い - ほかほかごはんさん» お返事ありがとうございます!!!そうですよね!!!この教師統括イケメンだし色気やばいし可愛いしで最高なんだが!?!?作者様の方が神ですよ(^-^)作品を作っていただきありがとうございます!!!!! (2023年2月14日 18時) (レス) id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年2月10日 15時