Lv.124 ページ24
気づけば放課後。
今日は色んな人と話せたなぁ、と梅の木の下で一人でたそがれる。
クラスのみんなとお話できたんじゃないかな…
いや、1人お話出来てない人がいるなぁ…。
なんか全体的に色素が薄い感じの子で……
いつもひとりで行動していて今日もずっと教室の隅にいた。
たまに人と人が会話している間を通っているのをみかける。あと盗み聞きしてる所も。
でもみんな彼に触れないんだよね。
空気みたいに扱ってる。
まるでみんな本当に見えていないよう。
みんなが仲間外れをするような人だとは思わない。
だからおそらく魔術か何かが関係してるのではないかと思う。
いつか話せたらいいな。
もっと欲を言えばイルマくんたちとも早く仲直りしてみんなでお話したい。
『___〜♫』
気づけば思いを乗せるように歌を歌っていた。
『〜_』
今何時だろう。
『__。』
17時前にはここを出ないとな
『__♬.*゚』
だってここはいつも
「綺麗……」
『っ、!?』
歌を歌っているとボソッとそんな声が聞こえて、驚きで声が出なくなった。
声のする方を見ると、そこには
「やってしまった」という表情をして口を抑えているクラスメイト…通称ピクシーが居た。
まさか、ピクシーくんと話したいという願いが、こんなすぐ早く叶うなんて。
当の本人は冷や汗を垂らしながらその場で立ち尽くしていた。
この機会を逃すわけにいはいかない。
せっかく目の前にピクシーくんがいる。
お話したい。
私は勇気をだして彼に声をかけた。
『………まだトランペット吹くまでに時間ありますよね?…良かったら少しお話しませんか…?』
……
プルソンside
今日はいいネタが聞けた。
うきうきの気分で階段を上る。
途中から歌声が聞こえてきた。
ヒトいるのか。めんどくさ。
まあいいや。どうせ気づかれないし。
少し下がったテンションで階段を登っていけば段々声が近づいてくる。
気づけばその音に釣られるように足が動いていて、屋上についた時、
夕日に照らされている彼女を見て
歌声を近くで聞いて
「綺麗」だと思った。
口に出ていたようで彼女が歌を歌うのをやめてこちらを見る。
逆光で見えなかった彼女の顔がうっすら見えた。
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ほかほかごはん(プロフ) - あさん» あさんコメントありがとうございます。わああああ!!それは私もみたい、みたいです!!かきます!!! (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - 推し尊いさん» こちらこそ読んで頂きありがとうございます✌️ (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - マリアさん» マリアさんコメントありがとうございます!ダリ先生ってたくさんのえ っちな可能性を秘めてると思うんですよね…うふふ。このコメントで頑張れちゃいますありがとうございます😚 (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めちゃくちゃすきです。宜しければ夢主様の悪周期姿が見たいです。 (2023年2月15日 10時) (レス) id: ab7be6f3e6 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い - ほかほかごはんさん» お返事ありがとうございます!!!そうですよね!!!この教師統括イケメンだし色気やばいし可愛いしで最高なんだが!?!?作者様の方が神ですよ(^-^)作品を作っていただきありがとうございます!!!!! (2023年2月14日 18時) (レス) id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほかほかごはん | 作成日時:2023年2月10日 15時