Lv.122 ページ22
あとサブロさ……くんが前の席に座った授業の時は彼を盾にして居眠りした。
隣のアガレスさんは堂々と寝てた。
授業後先生に｢寝てたの気づいてたからな｣と怒られたけど、それも青春っぽくて思わずえみをこぼした。
それを見た先生に少し引かれたのは秘密。
そんな感じで午前は過ごし、お昼休み。
さすがにずっとみんなにひっつき虫してたらウザがられると思い一人でご飯を食べようとしたら下の方から声をかけられた。
｢探しましたよレディ｣
『カムイさん。なにか要件でもあった？』
｢浮かない顔をしていたのでどうしても気になってしまいました。お隣失礼しても？｣
『もちろん』と許可するとちょこんと座るカムイさん。
こう見ると可愛い。
そういえばカムイさんとお話するの……というか近くにいるのクラス分け以来？
さっきもみんなで私から遠ざけてたな…。
｢おや、前髪を切ったんですね？すごくお似合いですレディ｣
『え！？よくわかったね！？』
自分でも変化が分からないくらいちょっとしか切ってないのに、まさかそんなに喋っていないカムイさんに気づかれるなんて思わなかった。
さっきもいつもより食べる量が少ないだとか、顔がくらいだとかって言われたし、周りをよく見る人なんだと思った。
｢お口にソースがついてま…………ギェッ｣
私の顔にカムイさんが手を伸ばした瞬間誰かによって殴られ吹っ飛んでしまう。
｢大丈夫？！何もされてない？！｣
その正体はリードくんだったようだ。
可愛い顔して結構えげつないことするのねあなた。
その後もぞろぞろとクラスメイトが集まり、注目を浴び始めたのでこっそりと食堂から抜け出した。
楽しいな。
イルマくんたちといるとどうしても''あのシーン''が頭から離れなくて考え込んでしまう。
3人といるのは苦痛じゃない。むしろ楽しい。
だけど、やっぱり私の居場所じゃないんだと思ってしまう。
どうしても彼らは漫画のキャラとしてみてしまうから。
多分私は怖いんだと思う。
原作を変えるのが。
原作を変えることによって死ななくてもいい人が死ぬかもしれない。
そう考えると距離を考えざる得なかった。
だからこんなに''お友達''と楽しく話せたのは久しぶりなのかもしれない。
……楽しい。
楽しいのになにか物足りない。
……楽しそうな3人を見てると微笑ましい気持ちになると同時に寂しくなる。
いつの間に私はこんなに欲深くなったのだろうか。
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ほかほかごはん(プロフ) - あさん» あさんコメントありがとうございます。わああああ！！それは私もみたい、みたいです！！かきます！！！ (2023年2月18日 14時) (
レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - 推し尊いさん» こちらこそ読んで頂きありがとうございます✌️ (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - マリアさん» マリアさんコメントありがとうございます！ダリ先生ってたくさんのえ っちな可能性を秘めてると思うんですよね…うふふ。このコメントで頑張れちゃいますありがとうございます😚 (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めちゃくちゃすきです。宜しければ夢主様の悪周期姿が見たいです。 (2023年2月15日 10時) (レス) id: ab7be6f3e6 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い - ほかほかごはんさん» お返事ありがとうございます!!!そうですよね!!!この教師統括イケメンだし色気やばいし可愛いしで最高なんだが!?!?作者様の方が神ですよ(^-^)作品を作っていただきありがとうございます!!!!! (2023年2月14日 18時) (レス) id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年2月10日 15時
