Lv.120 ページ20
これ以上クラスの皆に気を使わせたくない。
私は一瞬俯いてからすぐに顔を上げた。
『……』
｢な、泣いてる！？｣
｢え、ちょ俺ハンカチもってない｣
｢なぜ泣いているのですかレディ！！｣
｢おにぎりもっと食べるでござるか！？｣
｢やっぱりふたりとなんかあったのね｣
『……え？目にゴミが入っただけ、なんだけど…』
｢｢｢え？｣｣｣
『ご、ごめんなさい！なんか勘違いさせて。あ、でもおにぎりは欲しい』
何とか誤魔化すことに成功した私は再びクラスの人たちと楽しくお話をした。
クララちゃんはいつの間にかイルマくんたちのところに行っていた。
『(やっぱり私の居場所はあそこじゃない)』
……
入間side
昨日喧嘩をしてしまった。
仲直りはしたいけど、今まで喧嘩なんてしたこと無かったからどうすればいいか分からなかった。
朝、謝ろうとしたがお互い意地を張ってしまい謝るタイミングがなくなってしまった。
じゃあ登校する時に謝ろうと思い、準備をしているとどうやら先に行っていたようでまたタイミングを逃した。
一人には慣れてる。
なぜなら僕はずっとひとりだったから。
だから大丈夫だと思った。
でも、想像以上にAちゃんの存在は僕の中で大きくなっていたみたいでなんだか物足りなく感じた。
僕はこの感情をまだ知らない。
登校する時アズくんとクララちゃんになんで居ないんだって聞かれるんだろうな。
2人を巻き込んでしまって申し訳ない。
アズくんとかすごく悲しむだろうなぁ…
そんな僕の考えとは裏腹に2人にAちゃんが先に行った事を伝えるとアズくんがほっとした仕草をした。
と同時に何故か謝られた。
｢すみません、入間様。Aが先に行かれたのは私のせいです｣
アズくんによると、昨日の放課後、僕と話した後Aちゃんにあったそうだ。
そして襲いそうになったと言う。
先に帰って、と言われた時、本当はその場にいたかったが
｢2度も襲いそうになったから彼女はもう私のことを嫌いになったのだろうと思い…｣
無理に謝ったりしても逆効果だと思ったアズくんはそのまま帰ってしまったと。
今日どんな顔で会えばいいのか分からず、いないと聞いた時、酷く悲しむと同時に少しほっとしてしまったらしい。
｢彼女を見たらまた我を失う気がして怖かったんです。本当は謝らなければいけないのに…｣
唇をグッと噛むアズくんに僕は｢アズくんのせいじゃないよ｣と言った。
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ほかほかごはん(プロフ) - あさん» あさんコメントありがとうございます。わああああ！！それは私もみたい、みたいです！！かきます！！！ (2023年2月18日 14時) (
レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - 推し尊いさん» こちらこそ読んで頂きありがとうございます✌️ (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
ほかほかごはん(プロフ) - マリアさん» マリアさんコメントありがとうございます！ダリ先生ってたくさんのえ っちな可能性を秘めてると思うんですよね…うふふ。このコメントで頑張れちゃいますありがとうございます😚 (2023年2月18日 14時) (レス) id: a44573bd24 (このIDを非表示/違反報告)
あ - めちゃくちゃすきです。宜しければ夢主様の悪周期姿が見たいです。 (2023年2月15日 10時) (レス) id: ab7be6f3e6 (このIDを非表示/違反報告)
推し尊い - ほかほかごはんさん» お返事ありがとうございます!!!そうですよね!!!この教師統括イケメンだし色気やばいし可愛いしで最高なんだが!?!?作者様の方が神ですよ(^-^)作品を作っていただきありがとうございます!!!!! (2023年2月14日 18時) (レス) id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほかほかごはん | 作成日時：2023年2月10日 15時
