転生したら鬼と家族になりました【鬼滅の刃】

卌参 ページ43

＿＿＿＿＿A



『！！』



突然名前を呼ばれたことに動揺して気を抜いてしまった。



その隙を無惨様が見逃すわけがなく、こちらに向かってくる。



まずい無惨様に捕まる。



そう思った瞬間、合図無しで鳴女ちゃんが移動させてくれた。



マジで助かった鳴女ちゃん愛した。





と。いろいろしてやっと、ここまでの流れで1分。


これだけで1分だよ。すごくない？おかしくない？



移動した先には鬼がいる。何とかして撒く。無惨様が現れる。移動する。鬼がいる。の繰り返し。




鳴女ちゃんが移動させるとこ悪くない〜？

そう思ったそこのあなた。




これに関して鳴女ちゃんは全く悪くない。むしろ被害者。



だってこの時の鳴女ちゃんは上弦でも下弦でもない。



加えて相手は鬼の中で最も強いと言われる鬼達。



移動する度になる琵琶音。



明らかにこちらが不利なのだ。





しかも鬼は3人。無限城はいくら広いと言っても上弦の鬼ならば簡単に見つけることが出来る。


無惨様は論外。

だって鬼の思考とか居場所とか分かるわけでしょ。
チートじゃん。


鬼の誰かが私を見つけたらそこに行くだけでいいんでしょ。視界も共有されてるから。
チートじゃん。



チートじゃん。(大事なことなので3回言いました)




とまぁハードな鬼ごっこをしてるわけです。



鳴女ちゃんには本気で仲間になって欲しいので私が勝ったら言うこと何でも聞くという条件で仲間になってもらった。



そんなこんなであと10秒。


普通の鬼ごっこならあと少しじゃん！！となっているところだろう。



しかしこの鬼ごっこではまだ10秒もあんのかよくそが。という反応になってしまう。



それはさっきの説明聞いていたらわかると思うけど。



鳴女ちゃんは確実に疲れてるだろうし、私も限界だ。



こうなったら最終手段。




残りの10秒は…''あそこ''で過ごそう。






10




9




8




7




6




5




4




3




2




1





ﾍﾞﾍﾞﾝｯ

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