転生したら鬼と家族になりました【鬼滅の刃】

丗玖 ページ39

この世に心残りがあるとしたら2つある。
1つ目は鬼殺隊に会えなかったこと。
2つ目は童磨のてぃんこを触れると思ったら無惨様に邪魔されたこと。


なんでいきなりこんな話をしているかって？



鬼の中で強い4人...つまり、無惨様、黒死牟、童磨、猗窩座と(人生をかけた)鬼ごっこをしているからである。



人間同士の鬼ごっこならまだしも、鬼とする鬼ごっこはもはやごっこではない。


...なにいってんだ。



鬼ごっこの範囲は無限城の中。

鬼は鬼の4人だ。

うん。どゆこと。
さっきから自分でも言ってる意味がわからない。


そもそもこの状況が意味分からない。



幸い鳴女ちゃんはこちら側で、逃げるのを手伝ってくれている。


そのおかげで今まで逃げ切れてる。

そうそう、1時間も逃げてると思ったらまだ1分しかたってなかったんだよ。


いみわかんない。


いやでも1分も逃げてんだぜ。すごいだろ！？！？



大体なんでこんなことしてるんだってなるけど。


……


……


……



遡ること数分。



童磨が思い出したように言った。

｢そういえば黒死牟殿に、Aちゃんが起きたら連れて来いって言われてたんだった！｣



なにそれ。
私おじいちゃんになんかされるのかしら。

悪いことしてないはずなんだけど。
多分。


もう殺されちゃうの？私。



『今お昼くらいですよね？外に出れるんですか？』

｢まさか！出れる訳ないでしょ〜。無限城の中だよ。｣

まあそうですよね。



童磨が鳴女ちゃんを呼ぼうとする。


が止めた。



『ま、待ってください！無限城の中なら歩いていきませんか？私部屋の外も見てみたい…です。』



そう言うと童磨は少し考えたあといいよと言ってくれた。



もしかしたら逃げ出せる算段がつくかもしれない。



そこまでは、私の計画は順調だった。


『わぁ凄い……』


部屋を出るとアニメでや漫画でみた世界が広がっていた。これはガチですごい。アニメよりすごい。


そりゃそうか。



何止まってるんだい？いくよ。と童磨に声をかけられ3、4歩歩いた時、琵琶の音がした。



｢どこにいく｣


後ろから声をかけられ振り向くとみんな大好き猗窩座にぃが立ってた。



今日も相変わらず筋肉が美しい。





｢どこって黒死牟殿のところさ。猗窩座殿も行くかい？｣



いつもと変わらずにこにこした表情で童磨が言うと猗窩座にぃが口を開いた。

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