第37話 ページ37
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少し慣れた目でエルサを見ると、手をふわっとさせる。
それを合図に会場内のあかりが灯される。
それから生まれて初めてをエルサと2人で歌って、私たちの出し物が残り一つとなった。
エルサ「A、こっちへおいで」
と呼ぶエルサの元に行き、ぎゅっと抱きしめられる。
エルサの顔には小さなマイクがついているので、マイクの反対側に顔を当てる。
大好きなエルサに抱きしめられてもらって幸せだった。
エルサ「あら、お友達が沢山来たみたいね」
そういうエルサの目線の先にはミッキー達がいた。
みんながそっちに向かって拍手をしたり戯れている間、えいちゃんと私とエルサは「着替えてくるね」とまた裏に戻った。
''エルサ''は会場から出ると「どうだった?」と聞いてくる。
そんなエルサにまた私はアナになりきって「流石だったよ、エルサ完璧だね!」と答える。
エルサ「そろそろベルを迎えにアリエル達が来るから着替えてらっしゃい、王子様とね」
ウインクをして消えたエルサに私達は手を振って再び控え室に戻った。
エイジ「めっちゃ歌上手いやん」
「ほんと!とてもお上手でした」とえいちゃんと式場の方に少し照れながら「ありがとうございます」と声をかけた。
黄色いドレスを持った衣装の方が「こちらへ」とカーテンで仕切られている個室に促す。
えいちゃんも青い王子様の衣装を持ってる衣装さんに連れていかれていた。
私は衣装の方に手伝ってもらい、ドレスを着替える。
少しお腹が目立っちゃうかなと思ったが、案外大丈夫で、お腹の部分と胸から肩の部分で分けられた背中のリボンを結んでもらう。
お腹は緩く、胸や肩はキレイに見えるよう少しきつめにしてもらった。
その場で用意されていた椅子に座り、髪の毛とメイクを変えてもらう。
と言っても、髪の毛はほどいてハーフアップに、化粧は少し直してからリップとチークの色を変えるだけなので直ぐに終わった。
「ベルちゃん終わりましたよ」
と式場の人が声を出すと、「こっちも終わりました!」
と返事が来る。
野獣の人間の姿、えいちゃんはちょっと照れくさそうに個室から出てきた。
これまたかっこいい。
A「本当に王子様じゃん...好き...」
ああ、もう心臓が何個あっても足りない。
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うんこ - ハッピーエンドがいいです (2019年4月8日 18時) (レス) id: ee0beeb221 (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - ハッピーエンドがいいです (2019年2月17日 18時) (レス) id: d4d827a76f (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - ハッピーエンドがいいです。 (2019年2月17日 17時) (レス) id: 660abef842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たるますちっく | 作成日時:2019年1月26日 10時