◇3/29(komainu/k) ページ17
狛犬 櫛野@ku_s…
他力誕生日
とんでもないことが起きた
［ビルを背にして笑う潮田］
しおだA(塩犬)@salt…
櫛野くん、おめでとう🚁
［カメラ目線の櫛野］
・
ソルティドッグの潮田さんは、お金持ちの一人娘である。
相方である海川さんに誘われるまで、ファストフード店に足を踏み入れたこともなかっただとか、ピュートの竹内さんがニューヨークの地に降り立った際に心配してプライベートジェットを飛ばしただとか──珍エピソードがいくつもあるのだが、今まさに新たに一つ増えようとしている。
『あそこに新宿御苑が見える』
『ね、櫛野くんのお家ってどの辺り？』
……状況を整理しよう。事の始まりは、とあるライブでMCに告知があるか問われた際に冗談で発言したことだ。
「今度の29日、誕生日なんで潮田さんと夜景を見に行きます──え？そりゃあまあ、ヘリ。ですかね」
「……あ、の。潮田さん」
ライブ終わり、潮田さんに呼ばれ後を着いていくと、導かれたのは上空。
「……誰もマジになるとは思わないです！！高い！！揺れる！！怖い！！」
プロペラの音に負けない声量でそう叫んで震える身体で潮田さんの腹部に頭を埋めるようにして抱き締める。
やや悩んでから『そう告知したのは櫛野くんだよ』と俺の頭を撫でた後、操縦士に『この機体って回転とかできる？』と問い掛けたので喉が潰れるくらい「マジでやめろ！！」と懇願した。
『──くん。櫛野くん、起きて』
「？んぇ、……え？暗？！俺まさか」
『1時間くらい、かな。気絶してた』
「うわぁマジか……」
風の冷たさで身体が震え不意に瞼を開くと心配そうにこちらを覗く潮田さんと目が合った。
話を聞くと、あまりにも俺が怖がっていたためあの後すぐにヘリから降ろして俺を寝かせたらしい。
今も感じる感触から察するに、太ももの上に頭を乗せた状態でだ。記憶が無いのが勿体無い。
『怖がらせてごめんね』
「いえ、全然！まさか現実になるとは思いませんでしたけど……めちゃくちゃ楽しかったです。ありがとうございます」
風に煽られ乱れる髪を耳に掛けながらこちらに目を向ける潮田さんの怖くなるくらいに整った顔を見つめていると『好きになった？』と俺の頬に触れた。
「そんなの。とっくに、ですよ……」
東京の夜景よりも綺麗なのは、ほかでもない──。
Declaring(shinobu/s.,m)→←..不定期更新
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ののの(プロフ) - 眠蕗さん» わー！shnさん視点楽しみにしてます！そして採用するかもの件めちゃくちゃ恐縮です！フリー素材なのでもしよかったら使ってください！最新回のjoさんのお話も素敵で最高でした✨潮ちゃんとjoさんお二人で芸人雑誌の表紙とかやってほしいです📕！ (5月8日 0時) (
レス) @page23 id: fd9e305be7 (このIDを非表示/違反報告)
眠蕗(プロフ) - のののさん» ののの様 こちらのストーリーも読んでくださりありがとうございます🥹発狂しているshnさん、目に浮かびました…笑 この話はshnさん視点の後日談も書きたいな〜と思っておりますので、もしかしたら採用させていただくかもです…！ (5月7日 13時) (レス) id: 70e89bae7c (このIDを非表示/違反報告)
ののの(プロフ) - 度々コメント失礼します！...(9th/k.,k)⚠︎⚠︎ のお話本当に本当に好きすぎます！！後日shnさんがkygk宅に来た時に空になってる瓶見つけて、相手がお嬢だって知ったら発狂しそうですね笑 (5月5日 9時) (レス) @page20 id: fd9e305be7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠蕗 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=avgvu80491
作成日時：2024年3月16日 21時
