最年長の苺王子と最年少の苺姫

年上彼氏の嫉妬 ページ10

さ｢なんで！！なんで！！｣

『あぁもううるさい笑』

さ｢別にメンバーなら信用してるから仲良くしてても何とも思わないけどさぁ！！なんでジェルのジュース飲んだの！！｣

『そんなの前からしてたじゃんか〜』

さ｢俺たちの感覚っておかしいんだよぉっ…((｣



…確かにそれはそうかもな。

今日はメンバーとの集まりがあった。

さとみくん家に帰宅した瞬間これ。

外で少し元気がなかったのはこのせいか。



さ｢もうね、妬いたよねあれは｣

『妬いてくれたの？』

さ｢あれは妬くだろ｣

『可愛いからまたやろうかな』

さ｢ばかお前｣



ソファに座る私の太ももを枕にして寝転び、お腹に抱きついてくるさとみくん。

こんなに可愛い年上彼氏っていますか。



さ｢俺けっこう独占欲強いよ？｣

『知ってるよ、それを踏まえて付き合った』

さ｢なのにジェルと間接キスしたんだ？｣

『あはは、あれは無意識』

さ｢なんでだよぉ〜！｣



すると今度は｢うえ〜ん｣と声を上げて泣き真似をし始めた。

本当に私たちって年の差カップルのかな。笑



さ｢やめてよ、妬くから｣

『…分かったよ』

さ｢今度やったら俺キレイなお姉さんナンパするからな｣

『やだやめて』

さ｢じゃあお前もやめろ｣

『ごめんなさい』

さ｢いいよ許すよ可愛いねぇ♡｣

『なんだこいつ』



泣き真似した次は私の髪を優しく撫でるさとみくん。

不意打ち過ぎてドキドキしてしまった。

…ほんとずるい。

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