自己紹介と魔法 ページ9
『あ、あの今更ですみませんが、お名前を教えて下さると有難いです』
う「んぁ？そういえばしてなかったか。俺も本当の名前を覚えてないけど、あだ名か知らんがうらたぬきっていうのは覚えてる。俺らは6人で行動してんだけど、そこの副リーダー。後の2人は夜になったら戻って来るだろ。能力は言った通り、狸になれるね」
ここに居るのはこの人達だけじゃないんだ。副リーダーっていうのはしっくり来る。この4人の中だと1番まともそうだし。
志「俺は志麻。俺もこれが本名かは分からねぇ。能力はさっき見せた通り、銃の改造や分解。製造もできるんやけど、1日に作る数に限りがあるんや」
志麻さんのミリタリーな格好は、どこかの国の部隊が着ているものなのだろうか。
坂「じゃあ次俺ね。俺は坂田！坂田の前に何か付いていた気もするんやけど、覚えてないんよなー。能力は言った通り、物を移動させるヤツ！実は今、他の能力も使えるんちゃうかなって思って、いろいろ試してるところなんや！」
そう言って、手を突き出す坂田さん。しかし、何も起きなかった。
坂「おっかしいなー……。ちゃんと読んだはずなんやけど……」
う「絶対怪しいって、それ」
うらたぬきさんが指す方向には本があり、それは表紙に魔法陣が描かれていた。題名は【魔法大百科】とあった。いかにも胡散臭い。
手に取りページをペラペラと捲ると、魔法陣の絵と呪文が沢山あった。本が好きな私でも、目がチカチカしてしまう。
1つのページに目がついた。それはさっき、坂田さんが唱えていた呪文だった。
さっきから、同じ言葉を繰り返し唱えている坂田さん。なるほど、だからできないんだ。
『坂田さん、そこ“へ”じゃなくて“べ”ですよ』
坂「うぇ！マジか！」
「よくあの本から探せましたね〜」
志「確かに……目がいいのか？」
私が指摘した箇所を直し、再度唱えてみると
坂「できた〜！」
坂田さんの人差し指から蝋燭くらいの小さな炎が出てきた。
う「お前もしかして魔法使いなんじゃねぇの……」
坂「かもしれへんな！」
魔法ができて嬉しいのか、坂田さんはすごく喜んでいた。
坂「ありがとなA！よし、今からこの魔法のLv3のやつをやるから見といてくれ！」
う「おい、ここが燃えるからやめろ！」
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ふわ - 全然大丈夫ですよ！この小説すきので無理をなさらない程度に頑張ってください ！ (2019年1月15日 21時) (
レス) id: 6b0daac0a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜貝(プロフ) - ふわさん» 遅くなってしまい、申し訳ありません。励みになるコメント、ありがとうごさいます。 (2019年1月15日 1時) (レス) id: 6b2a63191d (このIDを非表示/違反報告)
ふわ - 好きです！頑張ってください！ (2018年12月11日 21時) (レス) id: 6b0daac0a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜貝 | 作成日時：2018年8月31日 23時
