わかった ページ17
目を覚ますと見覚えの無い部屋に居り、シングルベッドに寝かされていた。どうやらここは、インテリアショップの一角のようだ。
坂「あ、A！生きとるかー？」
坂田さんの大きい声が頭に響く。反射的に顔を顰めると、頭上から鈍い音が聞こえてきた。
坂「いって〜……何するんうらさん！」
う「何で、目覚めたばっかの奴にデカい声出してんだよ」
急に喧嘩が始まったので、止めようと身体を起こそうとしたら、
セ「あんなん毎日だから気にせんといて」
センラさんに止められてしまった。
そういえば、身体が砂だらけだと思ったが、不思議と身体は汚れていなかった。
『あの、何で私の服綺麗何ですか。砂で汚れていたはずでは』
セ「坂田が覚えたての魔法で少しずつ綺麗にしてたで。あぁ、服は脱がせていないから安心してな」
よく服を見ると、白髪の方との相手をする前より綺麗になっている事に気付いた。後で坂田さんにお礼を言わなければな。
「あ、起きたんだ。それにしても、あんだけでバテるなんて……君もまだまだだね」
坂「え、けどええ勝負やったで？」
「ちょっ、黙っててさかたん！」
今度は、白髪さんと坂田さんの喧嘩が始まった。これも誰も止めようとしてないので、私も放っておくことにした。
セ「にしてもAちゃん、よくあの量の武術を体に叩き込ませたなぁ」
志「あれセンラくんが教えたんか？」
セ「教えたって言うより、そういう事が載っている本を送ったんや。Aちゃんの事やし、きっと全部の本に目を通すんやろうなって思ってたら、案の定読んでたわ」
センラさんに全て読まれていたことが謎に恥ずかしいが、そのお陰で武術が身に付いたので良しとしよう。
『短期間で覚えるには、やっぱり“読む”より“体に馴染ませる”方が良いかと思いまして。ほら、百聞は一見にしかずって言うじゃないですか』
坂「何やその言葉？」
『えぇと、例えばライラックニシブッポウソウって知ってますか。聞いただけだと、ただ名前の長い何かとしか分かりませんが、こうやって写真を見ると』
坂「鳥や！」
『そうです。100回聞くよりは、1回見た方がいいという事です。まぁ、私の場合は見ると言うよりは、馴染ませるですけど』
そ「みんな集まってるね」
「あ、そらるさん。遅かったじゃないですか」
突如現れたそらるさん。二言めにその発言をするなんて、誰も考えてもいなかっただろう。
そ「朗報。その子の能力がわかったよ」
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ふわ - 全然大丈夫ですよ！この小説すきので無理をなさらない程度に頑張ってください ！ (2019年1月15日 21時) (
レス) id: 6b0daac0a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜貝(プロフ) - ふわさん» 遅くなってしまい、申し訳ありません。励みになるコメント、ありがとうごさいます。 (2019年1月15日 1時) (レス) id: 6b2a63191d (このIDを非表示/違反報告)
ふわ - 好きです！頑張ってください！ (2018年12月11日 21時) (レス) id: 6b0daac0a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜貝 | 作成日時：2018年8月31日 23時
