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須貝side
自由時間になって、部屋でゆっくりする予定だったけどAちゃんが1人で温泉行くとか言うもんだから着いてきた。
Aちゃん可愛いんだから1人にしちゃ危ないだろ!
大浴場前の棚に浴衣がいっぱい並んでて好きなの選んでいいとか書いてあったら着るしかない!
Aちゃんの浴衣を選ばせてもらうなんて最高だな。推しが自分が選んだものを着てくれるならAちゃんの誕生日には服でもプレゼントしようかな…なんて考えてみた。
Aちゃんはすごく美少女だから正直なんでも似合うと思ったんだけど、淡いピンクに……なんて名前だっけ…とにかく白くて可愛い花が描かれた浴衣がAちゃんっぽくてそれを手渡した。
もっと女の子っぽいピンクの浴衣もあったんだけど、なんだかAちゃんはもっと儚い感じだからな〜なんて。
『須貝さんもどうですか?』
と手渡してくれたのは俺が伊沢と京都散策した動画の時と似ている浴衣。
あの動画を見てくれてそれに似ているのを渡してくれたとかだったら可愛いな、と思ったけどそんなわけないか。
もちろん帰りも1人にするわけにはいかないから一緒に夕食会場に向かうことにした。
Aちゃんをちょっとの間でも1人にしておくのは怖いから早めにあがって待っていると、一際美しい女の子が暖簾をあげて出てきた。
『あれ、早めにあがったつもりなのに…待たせちゃいましたか?』
お風呂上がりだから頬が火照ってて……すごく綺麗だ。しかも、今彼女が着ているのは俺がさっき渡したもの。
「や、大丈夫だよ!時間も少し余裕できたし荷物置きに部屋に戻るとしますか」
大丈夫って言うのは彼女に向けて言ったものでもあるし、俺自身に落ち着け!って言ってるものでもあったりして……ってこれは他メンバーには内緒。
もちろん、Aちゃんにも。
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Ashley(プロフ) - すみません!!訂正ありがとうございます! (2019年9月19日 21時) (レス) id: 6f15aa5541 (このIDを非表示/違反報告)
すぺる(プロフ) - 面白そうなお話ですね!ひとつだけいいですか?川上さんの拓朗という漢字が違います…。更新頑張ってください。 (2019年9月19日 21時) (レス) id: bc24737c16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛璃 | 作成日時:2019年9月19日 21時