＞＞＞恋愛合戦？ センラside ページ47
俺の発言にまーしぃはゴクリと喉を鳴らす。
「っ、好きにすればええ」
そう言ってまーしぃは楽屋の方向へと歩いていってしまった。
あーあ、これは結構怒ってるな。多分、さっと準備をして帰ってしまうだろう。
グループ結成直後のことを思い出す。
あのころ尖ってたまーしぃは、うらたんとよく衝突をして、練習が終わったらすぐ帰ってしまうことが多々あった。
懐かしいな。
そんな昔のことさえ思い出してしまうのは、フレンドさんと話したからか。
冷えた空気の中、そんな呑気なことを考えていると、うらたんと坂田が声をかけてきた。
「センラ、どういうことか話してもらおうか」
「どういうことなん、？まーしーもセンラも、アークさんのことが好きなんか？その…恋愛的な意味で」
うらたんは少し怒り気味、坂田は困惑顔でそう言う。
そんな二人に俺は笑いながら言った。
「そんじゃ、三人で打ち上げしながら話そうや」
◯
◯
◯
混乱している二人を、とりあえず行きつけの居酒屋に誘う。
俺とさかたんは生、うらたんはジンジャーでまずは乾杯。
色々雑談してから話すんかなって思ったら、さっそく本題へと急かされた。
「で。なんですか。メンバー内で恋愛合戦始まりますか。俺にも“アークさんのことはなんとも思ってない”って言ってましたよね」
ムスッとした表情でそういううらたんに、俺はふっと笑った。
「恋愛合戦は始まりません。
俺はアークさんのことなんとも思ってません。
…今日、まーしぃと話したときにまーしぃが言ったんや。
“俺はアークのこと、なんとも思ってへんから”って。
苦しそうな顔をしながらな。
アレは絶対ウソや。
やから、ちょっとしたハッタリをかけたらあの始末。
あんな、まーしぃ、まるで“恋をしちゃいけない”って思ってるみたいに、自分の気持ちを殺してるんや。
俺にはなんでそう思ってるんかわからない。
でも、せっかくの恋を諦めてほしくないって思うんや。
やから、俺があぁ言えば、気持ちを自覚してくれるやろかって思ったんや。
ま、大成功やろな。俺の言葉にあんなブチギレたんなら、本人やって嫌でも自覚するやろ」
そんな俺の話を聞いて、二人共押し黙ってしまった。
「その、まーしーが恋をしちゃいけないって思ってるってのは活動とかが理由なのか？」
「いや、俺も最初はそうかと思ったんやけど、どうもそうやないっぽいんよ…」
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あぅ(プロフ) - 後藤絵里さん» 勿体無いお言葉ありがとうございます🙇♀私なりのペースとはなりますが、応援糧に頑張らせていただきます。 (2022年9月13日 20時) (
レス) id: dd8dd91d52 (このIDを非表示/違反報告)
後藤絵里(プロフ) - あぅさん» こちらこそありがとうございます！あぅ様の作品大好きなのでこれからも応援しております！ (2022年9月12日 23時) (レス) id: 1a5db0f276 (このIDを非表示/違反報告)
あぅ(プロフ) - 後藤絵里さん» 申し訳ございません。直ちに修正させていただきました。ご指摘ありがとうございましたm(_ _)m (2022年9月12日 23時) (レス) id: dd8dd91d52 (このIDを非表示/違反報告)
後藤絵里(プロフ) - （47ページのムスッとした表情の方の名前が「うたらん」になってますよーʕ•ᴥ•ʔ） (2022年9月12日 22時) (レス) @page47 id: 1a5db0f276 (このIDを非表示/違反報告)
あぅ(プロフ) - FAMIRAさん» 勿体ないお言葉ありがとうございます🙇♀私なりのペースとはなりますが、応援糧に頑張らせていただきます。 (2022年8月27日 17時) (レス) @page29 id: c2c6d1f2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぅ | 作成日時：2022年7月28日 18時
