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闇の魔術に対する防衛術の授業なのに
ハーマイオニーの姿が見当たらない…
後で来るよ、と言われハリーとロンと3人で授業へ向かう
ルピ「面白いだろう?タンスの中にいるのは何者か。わかる人はいるかな?」
怪しげにガタガタと音を立てるタンスを指さして
ルーピン先生が尋ねると
ディーンが"真似妖怪ボガート"と答えた
ルピ「その通りだよディーン。ではボガートはどんな姿をしているかな」
ハマ「誰も知りません」
ハーマイオニーがそう答えた
さっきまでいなかったはずなのに…
『びっくりしたわ』
ロン「いつ来たんだ!」
ハマ「さっき。形態模写妖怪で相手がいちばん怖いと思うものに姿を変えます。だからとても…」
ルピ「とても怖い。そうその通りだね。幸い、ボガートを退散させる簡単な呪文がある」
ドン!と大きな音を立てるタンスを見て
ルーピン先生は笑みをこぼす
ルピ「じゃあ練習しよう、杖なしでいいよ。言ってみよう"リディクラス"」
『「リディクラス」』
ルピ「いいね。次は大きな声でハッキリとこんなふうに…"リディクラス!!"」
『「リディクラス!」』
ルピ「とてもいい!ここまでは簡単だが、呪文だけでは十分じゃない。ボガートを本当にやっつけるのは…笑いだ。ひどく滑稽だと思える姿に変える必要がある」
先生はネビルを指名した
ルピ「君が1番怖いものは?」
ネビ「…スネイプ先生」
クラスにドッと笑いが起きた
ルピ「そうか、みんな怖いよね。君はお婆さんと暮らしていたね?」
ネビ「はい…でもばあちゃんに変身されるのも嫌です!」
ルーピン先生は微笑んだ
ルピ「そうじゃない。お婆さんの服装を想像してごらん?」
ネビ「赤いハンドバッグを持って」
ルピ「声に出さなくていい。私がタンスを開けたらこうやるんだよ」
先生はネビルに何かを囁く
ルピ「できるかな?杖を構えて…1…2…3」
先生が杖を振るとタンスが開きセブが出てきた
ロン「すっげぇ…本物みたい…」
『本当そっくりね…』
ルピ「ネビル、思い浮かべて」
ネビ「リディクラス!」
彼が唱えるとセブはたちまちお婆さんのような格好になる
クラスがまた笑いに包まれた
ルーピン先生も大声で笑っている
ルピ「素晴らしいよ」
ネビルのお婆様の格好をしたセブって…
傷に響いて痛いけれど、私も笑いを堪えられなかった
ルピ「さぁ1列に並んで!」
その一言で生徒たちは我先にとタンスの前に列を作った
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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時