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ハマ「A!」
私を呼ぶ声にうっすら目を開けると
泣きそうな顔をして私を見下ろすハーマイオニーがいた
ロン「目を開けたぞ」
ハリ「ポンフリーさん!来てください」
『私…ッゴホッ』
声を出そうとするが喉が張り付くような感覚がして
上手く声が出ない
ハマ「熱があるのよ。水を飲んで?」
水の入ったコップを差し出してくれる
私はそれを一気に飲み干した
ポン「よかった、目が覚めたのですね?傷は深いですが神経は傷ついてないようです。腕が動いてよかった」
ポンフリーさんは私の身体を隅々までチェックし
熱が下がれば明日には退院ですと言った
ハリ「君はバカなの?!マルフォイを庇うなんて」
ロン「あと少しすれば死んでたかもしれないんだぞ?」
『私なら大丈夫と思って…ごめn ハリ「謝るのはなし。とにかく無事で良かったよ」
ハリーがそう言うとロンとハーマイオニーも頷く
ロン「明日はルーピン先生の授業があるんだから、元気になってくれなきゃ困る」
ハマ「お願いだから…もう危険なことはしないで」
泣きながら抱きつくハーマイオニー
『えぇ。もうしないわ』
彼女の頬を濡らす涙を拭いながらそう言うと
ハーマイオニーは絶対よ?と微笑んだ
手当が早かったこともあり、次の日には退院できた
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フレ「姫、パンはバターだよな?」
ジョ「何言ってる。姫はイチゴジャムが好きなんだ」
『えぇと…』
退院した日の朝、大広間に入るやいなや
包帯を巻いて片手の自由がきかない私の面倒を見ようと
赤毛の双子が駆け寄ってきてずっと隣を独占している
フレ「遠慮なく言えよ?」
ジョ「何だってするぜ??」
『あ、ありがとう…』
ロン「ごめんな、兄貴たちが」
『いいのよ』
好きな物食べなよ?とロンは双子が用意したパンを
自分の皿に取ると私にフルーツをよそってくれた
ジョ「おい、ロニー坊や!それは姫のだぞ」
フレ「食べたいなら素直に言えよ。作ってやるから」
ロン「鬱陶しいよ兄貴」
ジニ「いい加減にしなさい2人とも!!」
いつの間にか後ろに立っていたジニーがそう言うと
フレッドとジョージはつまらなそうに
はいはい、と自分たちの食事を始める
ハマ「ジニーって本当にすごいわね」
ハリ「モリーさんにそっくりだ」
『ありがとう…ジニー』
私が小声で声をかけると
彼女ははにかんだような笑顔を見せて
自分の友達のところへ行ってしまった
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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時