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ドラ「あのウドの大木が教えるなんて…。この学校も落ちたものだな。父上が聞いたらなんとおっしゃるか」

少し遅れてハグリッドのところへ合流すると
ドラコが口を開く

またそんなことを…

ハリーと喧嘩になる前に止めなきゃ!と
急いでドラコの所に行くが時すでに遅し__

ハリ「黙れよ、マルフォイ!」

その一言が引き金になり
いつもの言い合いが幕を開けた

あー…もう!
せっかくの楽しい授業が台無しじゃない…

『その辺にして』

ドラコの袖を引っ張って止めるが
"いいから"と手を振りほどかれた

ドラ「ポッター、気をつけろ?ディメンターがすぐ側に…」

そこまで言うとドラコは目を見開き後ずさりをする

『ドラコ?』

彼は震える手で私の腕を掴み
反対の手でハリーの後ろを指さした

ドラ「ディ、ディメンターだ!」

急にドラコが声をあげると周囲が騒然として
ハリーも慌てて振り返っていた

しかし彼が指さした方を見てもそこには何もいない

『今の冗談は良くないわ!』

そんな私をよそにドラコは笑いながらフードを被ると
私にもローブのフードを被せて
"うぅぅう〜"とオバケの様なポーズをとる

彼だけじゃない
クラッブとゴイル、パンジーも同じポーズをとっていた

パン「ほら、Aも!」

パンジーに手を取られて前に出される私の両腕

『う、うぅ〜?』

ドラ「ふっ、こんなにかわいいディメンターになら襲われてもいいかもな」

ハリーとドラコの間でどうしようかとウロウロしていると

ハマ「呆れた。A、こっちに来なさい」

ハーマイオニーが私のローブを引いた

ハマ「いくら彼氏だからって…少しは抵抗しなさいよ」

フードを取りながらハーマイオニーにお説教をくらう

『…ごめん』

ロン「ハリーの顔見ろよ、ごめんですむと思う?」

ハリーの顔からは血の気が引いて
少し顔色が悪いように見えた

『ハリー…その…ごめんなさい』

ハリ「君のことは好きだけど、マルフォイとつるんでる君はいつになっても好きになれない」

ハリーは私の目を見ずにそう言うと
ロンとハーマイオニーに行こう、と声をかけ
列の前の方へ行ってしまった

ドラ「こんなことで怒るなんて。やっぱり僕らとはレベルが合わないな」

立ちすくんでいるとドラコが話しかけてきた
食べるか?とリンゴを差し出してくれたが
気分じゃないので無言で押しのける

ドラ「ふんっ。後で食べたくなっても知らないぞ」

私は斜め後ろから親友たちの背中を見つめた

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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時

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