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ドラ「A今日はよく食べるな」

『いつもと同じくらいよ』

そう言い返すとドラコは「そういうことにしておく」と
笑いながら私のお皿からクラッカーを1つとった

『ちょっと!』

ドラ「また貰えばいいじゃないか」

パーティの雰囲気には慣れたが
そのあとのお茶会に緊張していて
何かを食べていないと落ち着かなかった


ルシ「ドラコ、探したぞ」

振り向くとルシウスさん、そして優しそうな中年男性と
その娘さんらしき女の子が立っていた

私は反射的にドラコの後ろに隠れる

ルシ「料理を気に入ってくれたようだな。たくさん食べているようで」

『お見苦しところを…申し訳ございません』

ルシ「いいんだ私も嬉しい。ところでドラコ。パーティが始まったら私の所へ来いと伝えたはずだが?」

ドラ「僕は行きませんと言いました」

珍しくルシウスさんに反抗的になっているドラコ。
何かしら?と会話に耳を傾ける

ルシ「まぁよい。失礼致しましたヴァロア卿。こちら息子のドラコです。ドラコ、ご挨拶を」

ドラ「…ドラコ・マルフォイです」

ヘイ「ドラコ君お会いできて光栄だよ。私はヘイル・ヴァロア、そして娘のベリンダだ」

ベリ「ベリンダ・ヴァロアと申します」

ルシウスさんの知り合い?
私が聞いていい会話かしら…

ルシ「気品がありいい娘さんではないか。きっと育て方が良かったんだろう」

ヘイ「とんでもない。ドラコ君も素敵な男性になったな」

ルシ「ありがたいお言葉だ。では今度のお見合いでまたお会い出来るのを楽しみにしていますぞ」

『…え?』

ドラ「ちょ、ちょっと待ってください父上!僕はもうお見合いはしないと言ったではありませんか!」

ヘイ「…そうなのか?ルシウス話と違うでは…」

ルシ「ドラコ。そんな嘘みっともない」

ドラ「僕は嘘なんかっ!」

ベリ「きっとドラコさんは恥ずかしいのよ。ね?」

ベリンダさんはドラコの腕にそっと手を添えた

私はその光景に耐えられずその場を立ち去る
…だが進みたい向きとは反対に引っ張られ
誰かの腕の中に抱きとめられた

ドラ「僕はAとお付き合いしてるんです!」

『ドラコ?!』

この状況で何言ってるの?!
私は半ばパニックで頭が真っ白だ

ルシ「これは…」

ヘイ「どういうことかねルシウス」

ドラ「A、行こう。父上、後はお茶会で」

『えっ、ちょっと!!』

ルシウスさんは何か言いたげだったが
ドラコは私を抱き上げるとその場を後にした

128-Draco side※微Rカモデス…→←126



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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時

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