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クリスマス休暇になり、私は最早恒例となった
マルフォイ家のパーティに出席するため準備をしていた

ジェイ「Aお嬢様、お召し物はどれになさいますか」

『んーそうね…じゃあ青の生地に金の刺繍がしているものにして』

ジェイ「承知いたしました」

ジェイは慣れた手つきでドレスを着せて
髪の毛のセットやアクセサリー選びなどを
次々とこなしていく

幼いころからこの時間はジェイとおしゃべりをするのが
楽しくて大好きだったが、今日はそれどころではなかった

ハグリッドのこともあったが
それよりもドラコと約束した
"付き合っていることを言う日"だからだ

ドラコ曰く、お父様とお母様の招待状に
彼からパーティの後にお茶をしないかという誘いの
一文を書いたらしいんだけど…

本当に上手くいくのかしら?

これで認めて貰えなかったらどうしよう…
別れろって言われたら?
そもそも付き合ってから1年も経ってるのに
今さら報告っておかしいって思われないかしら?

1度心配しはじめたら次から次へと不安が湧き出てくる

ジェイ「……様…Aお嬢様!!」

『え…あっごめんなさい。呼んだ?』

ジェイ「はい何度も。お支度が終わりましたよ。旦那様がお待ちです。行きますよ」

ウキウキなジェイに背中を押されて
お父様たちが待っている1階に向かった





『お父様、お母様、お待たせいたしました』

テオ「A待っていたよ。うん、とても綺麗だ」

ジェ「さすがジェイね!ありがとう」

ジェイ「身に余るお言葉でございます。楽しんでいらしてください」

テオ「あぁ。では行くとするか」

ジェ「えぇそうね」

『待ってくださいお父様!』

ドアに手をかけた父の腕を引く

『その…ハグリッドのことが気がかりで…』

私がそう言うとお父様は驚いたように目を丸くしたが
突然ガハハと大きな口を開けて笑いだした

テオ「そうだ、言い忘れていたよ。年明けに尋問をすることになった。ルシウスも来ると言っていたぞ」

『尋問…ですか?』

テオ「そうだ。なぁに大したことはないよ。これ以上心配はいらない」

そう言うとお父様はギュッと私を抱きしめた

『でも…彼は悪くなi テオ「この話はもう終わりだ」

『お父様!』

テオ「終わりと言っただろ!」

『…ッ』

初めて見る声を荒あげるお父様の姿に思わず口を紡ぐ

テオ「お願いだ。パパを困らせないでくれ」

『…はいお父様。ごめんなさい』

そう呟くお父様を見て私は何も言い返せなかった

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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時

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