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箒から落ちたハリーの様子を見るため
医務室へ向かっている途中に
フレッドとジョージとすれ違った

『2人とも!ハリーの様子は?』

フレ「姫!ちょうど良かった。今呼びに行こうとしてたんだ」

ジョ「まだ目は覚めてないがピンピンしてるぜ」

双子がハリーの寝ているベッドの側へ案内してくれた

視界が悪く空の高いところで起きたことなので
詳しくはわからないが競技場の上空に
吸魂鬼が侵入し、ハリーを襲ったらしい

ダンブルドア先生のおかげでハリーは助かったが
無事だとわかっていても友達が箒から落ちれば心配になる


ロン「本当に大丈夫なの?」

『顔が青いわ…』

フレ「顔が青いって?」

ジョ「当然だろ30mも落ちたんだ。天文台の塔に登って見てみろよ」

フレ「どんな気分か」

ハリ「いつもより物がよく見えるだろうね」

ベッドからする声にその場にいた全員が
安堵したように微笑む

ジニ「あぁハリー!よかった…」

『大丈夫?手伝うわ』

起き上がろうとするハリーの背中を支える
布団に寝ていたはずなのに雨に打たれたからだろう
まだ身体は冷んやりとしていた

ハマ「気分はどう?」

ハリ「最高だよ」

ジョ「ビックリさせやがって」

ハリ「どうなったの?」

ロン「君…箒から落ちたんだ」

ハリ「本当?…試合はどっちが勝ったの?」

『今は試合の結果より自分の身体の心配をして』

ハリ「知りたいんだ」

ハマ「あー…あなたのせいじゃないわ。吸魂鬼がグラウンドに入ってくるなんて」

『ダンブルドア先生が怒っていたわ』

ロン「それと…言わなくちゃならないことがあるんだ」

ロンはそう言うと手に持っていたモノに
かかっている布をハラりとめくった

ロン「落ちたとき…箒が…その…暴れ柳にぶつかって」

布の中には元とは程遠い姿になったハリーの箒が…
ロンが持つ柄には"ニンバス2000"と書いてある

ハリ「…」

ハリーはそれを見て言葉も出ない様子だった

ハマ「ハリー、箒のことは残念だわ。でもあなたは無事じゃない?」

『そうよ。暴れ柳にぶつかったのが箒でよかった』

ハリ「うん…」

ジョ「そうだぜ。お前はよくやったよ」

フレ「あんな荒天の中スニッチを追いかける姿、かっこよかったぜ?なぁロン?」

ロン「あぁ。僕、君の友達でいられて誇らしいよ」

ハリ「みんなありがとう」

ハリーはそう微笑むがまだ受け入れられていないようだ

少し1人にさせてあげよう、とジョージに言われ
私たちは医務室を後にした

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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時

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