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ロン「ルーピン先生、今日は何をするのかな」
ハリ「こんなに勉強が楽しいのは初めて」
ルーピン先生の授業が余程気に入った様子の2人
この間は珍しく談話室で勉強をしている所を見かけた
ハマ「他の科目でもこうだといいのに…」
『ほんとね…ってあなたいつからいるの!』
さっきまで隣に誰もいなかったはずよ
ハマ「ずっといるけど?」
『え…そ、そう?』
そのときバン!と勢いよく扉が開く
生徒が一斉に振り向いた
…こうやって入ってくる人は1人しか居ないわ
音を立てた本人は教室の窓の雨戸を全て閉めると
何事も無かったかのようにこう言った
スネ「教科書の394ページを開け」
ロン「…げっ、なんでスネイプなんだよ」
何か聞いてないの?と3人の視線が私に集まる
『し、知らないわよ!』
スネ「Mr.ウィーズリーにMs.レイノルズ。何かありましたかな」
『「いえ…」』
スネ「勝手な発言はお控え願いたい。ルーピン先生は今日は授業ができるような状態ではないとだけ言っておこう。教科書を開たまえ394ページだ」
この人はどうしてこう無愛想なのかしら…
でも今日はいつにも増して機嫌が悪そう
セブの言う通りに教科書を開くと
そこは狼人間のページだった
ハマ「先生、レッドキャップとヒンキーパンクは習いましたが夜行性の生き物はまだです」
スネ「だまれ」
射影機には壁画のようなものが映っている
スネ「動物もどきと人狼の見分け方について知ってる者は…いないようだな」
ハーマイオニーが挙手をしてるけどフル無視だ
ハマ「先生、動物もどきは自分の意思で狼に変身しますが、狼人間は違います」
ハーマイオニーが説明し終わると
"アオーン"とドラコが狼の鳴き声を真似した
スネ「ご苦労Mr.マルフォイ。グレンジャーの罰として各自レポートを提出したまえ」
『セブひどいわ!』
スネ「Ms.レイノルズ、勝手な発言は控えろと言ったはずだが?ん?」
言い返したかったがこれ以上
レポートを増やされるのはごめんだ
『こんなセブは嫌いよ』
小さな声で言ったつもりだったが声が聞こえたのか
セブの眉間のシワがより一層深くなる
でもそんなの知ったもんですか
スネ「…期限は月曜の朝までだ。人狼について羊皮紙2巻、特に見分け方について詳しく書くように」
その後、ハーマイオニーがまた勝手に発言したからと
グリフィンドールが5点減点された
いつもの事のようにも思えるが
セブの様子が少し違うような…そんな気がした
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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時