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駅に着き4人で汽車に乗り込む

『そういえばどうして漏れ鍋の2階にいたの?』

ハリ「実は家出したんだ。叔母さんに魔法をかけて…。膨らませるつもりはなかったんだけど、キレちゃって」

笑いながらそう言うハリー

ロン「へーすげぇ!」

ハマ「笑うようなことじゃないわ。退学にならなくてラッキーよ」

『ハーマイオニーの言う通りよ!気をつけてね』

ハリ「逮捕されるかと思ったよ」

ロン「でもすげぇじゃん!」

そんなことを言いながら車内を歩き回るが
なかなか空いているコンパートメントがない

ハマ「もうここしか空いていないわ…でも1人余っちゃう」

唯一の空き室には既に1人座っていて
座れるのは3人だけだった

『あなた達、座って?私、ドラコの所に座れるか聞いてみるから』

ハマ「悪いわ…」

ハリ「そうだよ。僕が立つからさ」

『いいの!きっと彼なら"Aは僕のところへ来ると思った"とか言って、席を取っていると思うの』

ロン「空いてなくてもマルフォイならAのためだ!って無理やり席を作りそうだしな」

ハリ「でも…」

ハリーは納得しなそうな顔をしたが宥め
またホグワーツでね!と手を振って
私は車内の散策を再開した





3人と別れて歩いていると電車が急停止した
捕まるところがなかったから私はそのまま転ぶ

『…故障かしら?』

とりあえず立ち上がらなきゃ、と椅子を掴もうとすると
フッと電気も消え、車内には暗闇が広がる

ザワザワと車内が騒然とし始めた

気温もどんどん下がっているみたい…
異常な寒さで震えが止まらない

『何これ…おかしいわ…』

その時、列車の外を黒いナニカが通り過ぎた
それも一匹じゃない。何匹もいるようだ
恐怖で腰が抜けてしまい、その場に座り込む

どうしよう…立てない…

でもここにいたら危ないと肌で感じ
ズルズルと床を這うように移動した

ドラ「A!」

少し進んだところの壁にもたれかかっていると
ドラコが私に駆け寄ってきた

『ドラコ…どうしてここに?』

ドラ「迎えに行こうと思ったら暗くなって…。無事で良かった」

走って探してくれたのか、息が上がっていた
これを着てろ、と羽織っていたジャケットをかけてくれる

『ありがとう、温かいわ…』

ドラ「歩けるか?」

『たぶん…。腰が抜けちゃって』

ドラ「ゆっくりでいいからな」

ドラコに体重を預けながら
彼のいたコンパートメントまで歩いた

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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時

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