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ご飯も終えてそろそろ部屋に戻ろうとしていると
少し離れたところに座っていたパンジーと目が合う
彼女は大広間の扉に目配せをした
私は頷いて席を立つ
『私、先に行くわ』
ハリ「ねぇ、マルフォイ?」
『違う。パンジーよ』
ハリ「マルフォイの取り巻きじゃないか。行っちゃダメだ」
ハリーはそう言うとローブの袖を引いて席に座らせる
ロン「ハリーよせよ。気持ちはわかるけど」
『お願い行かせて』
ハリ「また怪我して帰ってきたら?僕はAがなんと言おうと行かせないから」
ハリーは前から私とドラコが仲良くするのを
よく思っていないのはわかってる
今回のバックビークの件があったからなおさらだろう
でも、毎回毎回止められることに
Aは正直ウンザリしていた
『ハリー。何がそんなに信用出来ないわけ?』
ハリ「何って…スリザリンはみんな人を見下すことしか出来ない酷い奴らしか居ないんだ」
酷い…やつら…?
彼の言葉にフツフツと怒りが湧いてくる
仲良くしようとしないハリーに
なんでドラコたちを悪く言われなきゃならないわけ?
『それ以上言わないで!もううんざりなの。あなたにとってはそうかもしれないけれど、私にとっては大事な友達よ』
ハマ「A落ち着いて!」
ハリ「友達って君…僕らと同じくらい大事だって言うの?」
『少なくとも、私の友達を"酷い奴ら"というあなたよりは大事な友達かもね』
ハリ「ッ…そう言うことか。君が奴らと仲良くする理由がわかったよ」
『わかってくれてよかった。ありがとう』
掴まれた腕を軽く払い私は扉へ足を運んだ
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『お待たせ』
パン「大丈夫なの?ポッター、随分荒ぶってたけど」
『知らないわあんな人。あなた達のこと悪く言ったんだもの』
パン「ふーん。…ねぇ聞きたいことがあるの」
『何?』
パン「あなたドラコと喧嘩した?」
『してないわ!どうして?彼が言ったの?』
パン「だってあんだけAA言ってたドラコが、名前を口にしないもの。聞いても"あぁ"ばかりで」
『…そういえば怪我のお見舞い来てくれなかったの。ハリーが原因かもしれないけど。あの日から一度も話してないし…』
パン「はぁ?Aそれ本当?」
パンジーは目を見開いた
『うん…私嫌われたのかな…。庇ったのが悪かった?』
パン「あの男、信じらんない!A行くわよ」
『えっ、行くってどこに?!』
パン「決まっているじゃない。ドラコの所よ」
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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時