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ロン「そういえばさ、君たち今度ホグズミードに行けるの知ってるだろ?」
ロンがお肉を頬張りながら尋ねる
ハマ「えぇ!もちろん!」
『楽しみにしてるもの。腕のギプスも取れたし…早く行きたいわ!』
ロン「だよね、僕も!ゾンコの店で買ったもので兄貴たちにイタズラしてやるんだ!」
『やり返されないといいわね』
ロン「うわ…それ有り得る…」
ハリ「お菓子をいっぱい買ってみんなでハロウィンパーティーしようよ」
ロン「わぁお…それ最っ高だよ!」
ハマ「いいけど、パーティーなんてしてる暇あるの?」
課題が沢山出てるのに、とハーマイオニーが言う
ロン「君ってほんとヤなこと言うよな」
ハリ「課題も…ちゃんとやるさ…きっと」
『そうね、課題もパーティーもみんなでやりましょ』
ロン「Aの言う通り!」
さっすがぁ!と肩を組まれる
ハマ「Aはちゃんと出来るからいいのよ。終わらなくて"課題見せて"って言われても私には関係ないからね?」
ハーマイオニーは少し不服そうだったが
"私はチョコレートが好きよ"と呟いていて
なんだかんだ楽しみにしてるじゃないとAは微笑んだ
ロン「ちゃんとサインは貰えた?」
『お父様に許可証を書いてもらったわ』
ロン「ハーマイオニー君は?忘れたとかないだろうね?」
ハマ「失礼ね!ちゃんと貰ってるわ」
そう言ってハーマイオニーは許可証を机の上に出す
ロン「冗談じゃないか!いちいち本気にするなよ…」
ハマ「ハリーは?」
ハリ「僕は…」
ハリーは口を紡いで俯いた
ハリ「おじさんに頼んだんだけど、サインして貰えなかったんだ」
ロン「そんな…じゃあ行かないわけ?」
ハリ「僕だけ行かないなんてそんなの嫌だよ!」
『でもサインがないと…どうするの?』
ハマ「私のパパとママにサインしてもらう?でも規則違反になるかしら…」
ロン「僕のパパとママならいいんじゃない?」
ハマ「ダメよ!ハリーだけ許すなんて不公平なこと、マクゴナガル先生が許さないわ」
『他に何か良い策はない?』
4人で頭をフル回転させても
これといった案が出てこなかった
ハリ「ありがとう。大丈夫、何とかして誰かからサインを貰うよ」
ロン「何とかなるのか?」
ハリ「大丈夫さ、きっと。僕たち今まで色んなこと乗り越えたきたじゃないか」
こんなことどうってことないよ、と強気なハリー
そんな言葉と裏腹に彼の顔は悲しげに一点を見つめていた
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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時