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ルピ「みんな思い浮かべて。自分の1番怖いものをどんなおかしな姿に変えるか」
先生はそう言うと軽快な音楽をかける
『去年とは大違い…ルーピン先生が来てくれて良かったわ』
ハリ「だね。最高だよ!」
みんなも楽しいのだろう
生徒たちの顔からは笑顔が絶えない
教室の端に目をやると
ドラコがつまらそうに壁にもたれかかっていた
コソコソとクラッブとゴイルに何か話してる
そういえばハグリッドの授業の一件があったのに
医務室に会いに来てくれなかった…
ハリーたちがドラコを
寄せ付けなかったのかもしれないけれど
お見舞いどころか労いの一言もないことに
Aは少し寂しい気持ちになった
ルピ「次は…ロン!」
先頭にいたロンが指名される
ハマ「がんばって!」
そろりそろりとお婆さんの格好のセブ
…いやボガートに近づくロン
ボガートはくるりと回ると大きなクモに姿を変えた
ロン「うぅぅ…」
ハマ「ロン、呪文を唱えるのよ!」
1歩、また1歩とクモがロンに迫る
ルピ「さぁロン、杖を構えて!」
ロン「リ…リディクラス!」
ロンが唱えると大きなクモの足にはローラースケートが
ツルツルと滑ってバランスを崩すその姿に
クラスが笑いに包まれる
ルピ「いいね実にいい!!ロン、良かったよ」
『ロンさすがだわ!』
ハマ「クモにローラースケートを履かせるなんて」
ハリ「ほんと最高だよ君」
ロン「だよね僕も我ながら最高だと思ったよ」
ロンとハリーはハイタッチを交わした
次はパーバティーの番だ
パーバティーがボガートの前に立つと
今度は大きな蛇に姿を変えた
パー「リディクラス!」
蛇は大きなピエロの人形になった
ルピ「よぉし、次!」
ハリーが前に出る
ゆらゆらと揺れるピエロ
何度か揺れたあと、ボガートは姿を変えた
現れたのは……なんとディメンターだ
その瞬間、教室が騒然とする
ルピ「こっちだー!」
ルーピン先生がハリーとボガートの間に立つ
するとディメンターではなく大きな満月になった
ルピ「リディクラス!」
満月は風船に姿を変えると
しばらく教室を飛び回ったあとタンスの中へ戻った
『今の…見た?』
ハマ「えぇ…」
ルピ「さて、すまなかったね。今日はここまでとしよう」
先生は誤魔化すように授業を終わらせる
ロン「ハリー、大丈夫?」
『顔色が良くないわ…』
ハリ「あぁ…うん…」
ハマ「行きましょう?」
ルーピン先生にお辞儀をして私たちは教室を後にした
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婭兎(プロフ) - スコーピウスのほっぺさん» スコーピウスのほっぺ様、コメントありがとうございます。お名前とてもかわいくて…🤭♥楽しみにしていただけてうれしいです! (8月24日 15時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
スコーピウスのほっぺ(プロフ) - 一気読みしちゃいました!好みの作品すぎます...更新楽しみですー! (8月22日 22時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ウユさん» ウユ様、コメントありがとうございます!ゆっくりですが頑張って更新させていただきますね🤭 (7月2日 16時) (レス) id: 5eca00c6fb (このIDを非表示/違反報告)
ウユ(プロフ) - プライベートも更新も頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧ (7月2日 16時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年6月13日 4時