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『んっ…』
太陽の日差しが差し込み、まぶしさで目を覚ます
なんだかたくさん寝た気がするわ…
私いつ寝たんだっけ
重たい瞼を開けて寝返りをうつ
ドラ「A、目が覚めたか?」
『え、なんでドラコがいるの?!』
慌てて起き上がると、私がいるのは医務室だった
急に上半身を起こしたからか軽いめまいがする
ドラ「ほら、急に起き上がるからだ。もう少し横になってろ」
そう言って布団をかけてくれた
『私、どのくらい寝てた?』
ドラ「昨日の昼過ぎからだ。覚えてないのか?温室で倒れてたんだ」
そうだった。
パーキンソンさんに連れられて温室に行ったら
彼女は出て行ってしまうし、マンドレイクは泣き叫ぶし
『思い出した…』
ドラ「Aは人が良すぎる。もっと警戒しろ」
顔を赤くして怒りながら私の頬をつねった
『ごめんなさい』
ドラコは私が寝ていた間に起きたことを教えてくれた
たった一晩だったが、たくさんのことがあったそうだ
ドラ「ジニー·ウィーズリーが秘密の部屋に攫われた」
『なんですって?!』
ドラ「でもポッターたちが何とか救い出したそうだ。僕としては気に食わないがな。…あと面白いことといえば、ロックハートが記憶を失ったぞ」
『まぁ、どういうこと?』
ドラ「ウィーズリーの折れた杖を使って忘却呪文が跳ね返ったらしい」
自業自得だ、そうドラコが話していると…
ポン「Ms.レイノルズ、お客様ですよ」
マダム·ポンフリーがパーテーションを開けた
尋ねてきたのはセブに連れられたパーキンソンさんだった
パン「…」
スネ「パーキンソン、黙って過ごそうなど甘い考えは吾輩には通用しないぞ」
パン「あーもう!…あんたがマンドレイク苦手って知らなかったのよ、騙してごめんなさい。それにドラコのことももういいわ。あんたたち付き合ってるそうね。私の負けだわ!」
『パーキンソンさん…』
パン「パンジーって呼んで。あんたくらいよ、苗字にさん付けで呼んでるの。…あと私が言えないけど、仲良くしない?」
正直騙されたことを許す気にはなれなかったけど
今の彼女の言葉に嘘はない気がした
『えぇ。でももうだまさないでね?次はないわよ?』
いつぞやに彼女に言われた言葉をそのまま返す
パン「ちょっと//謝ったじゃない!」
『ふふ。からかいたくなっただけ』
私はその後、無事に退院できた
そして、マンドレイク薬が完成したと聞いたのは
その日から数日後だった
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婭兎(プロフ) - 水衣さん» 水衣様、コメントありがとうございます!大好きなんてお褒めの言葉…嬉しすぎます🫶🏻 (5月23日 5時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
水衣(プロフ) - 面白いです…!このお話大好きです(♡>艸<) (5月22日 21時) (レス) id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ぽんみかんさん» ぽんみかん様、コメントありがとうございます!一気見なんて…嬉しいです😳🤍 (5月10日 21時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんみかん(プロフ) - 一気見しちゃいました、、、!更新待ってます(昨日コメントしたのですが、間違えて消しちゃって。2回目ですごめんなさい(ToT)) (5月10日 19時) (レス) @page16 id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - なまたまごさん» なまたまご様、前作から引き続きありがとうございます!頑張ります! (2023年5月3日 17時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年4月17日 8時