091-Draco side ページ42
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パン「先生、アイツが犯人なんです!温室の鍵を盗んで…。全部水の泡にしようとしたんですよ?」
クラッブとゴイルと廊下を歩いていると
いつもの耳障りな声が聞こえてきた
ドラ「また何か面倒を起こしたのか?」
クラ「さぁ…」
ゴイ「僕たちは何も知らないよ」
ドラ「そうか」
毎日のようにギャーギャー騒いで疲れないのか、と
半分呆れながら通り過ぎようとすると
スプ「Ms.レイノルズがそんなことをするとは思えませんが…」
Aの名前が耳に入った
パーキンソンがAの名を出すなんて…
嫌な予感がする
ゴイ「おいマルフォイ、どこ行くんだよ!」
寮へ向かう2人を押しのけて
僕はパーキンソンのところへ足を運ぶ
パン「おとなしそうに見えてアイツは悪魔なんですよ!信じてください」
ドラ「何かあったんですか、先生」
パン「ドラコぉ。聞いてよ、アイツはやっぱり黒幕よ」
僕が来るなり、パーキンソンは腕を絡ませてきた
スプ「Ms.レイノルズがマンドレイクの鉢をひっくり返して、あと少しで完成する薬作りの邪魔をしたと言うのです」
パン「ドラコ、あなたは騙されているのよ。いい加減目を覚まして」
Aがマンドレイクを…?
ドラ「そんなことありえない。いや、できるはずがない」
パン「ちょっと、アイツの味方をするわけ?」
ドラ「知らないのか?Aはマンドレイクの鳴き声を聞いただけで過呼吸を起こすんだ」
僕が睨みつけるとパーキンソンの顔から
面白いほどどんどん血の気が引いていく
パン「えっ…」
スプ「まぁ、そうだったの大変!」
ドラ「早く向かいましょう、先生。パーキンソン、お前が犯人なら僕の彼女に手出した罪は大きいぞ」
パン「あ…」
呆然と立ち尽くすパーキンソンを置いて温室へ向かった
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温室の前につくと扉は閉じているのに
外までマンドレイクの声が聞える
スプラウト先生に耳あてを借りて
2人で温室へ入っていく
扉を開くとより一層大きくなる声
しかし、Aの姿は見えない
足を進めて机の後ろを覗き込むと
ドラ「A!」
床に倒れこんでいる彼女を見つけ抱きかかえた
…よかった、息はしている
先生がマンドレイクを肥料が入った袋に埋めたから
鳴き声は収まり、幸運なことにニキビも無事だったようだ
結局犯人はパーキンソンで
Aを犯人にでっち上げようとしたらしい
スネイプ先生に連行されてこっぴどく叱られたそうだ
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婭兎(プロフ) - 水衣さん» 水衣様、コメントありがとうございます!大好きなんてお褒めの言葉…嬉しすぎます🫶🏻 (5月23日 5時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
水衣(プロフ) - 面白いです…!このお話大好きです(♡>艸<) (5月22日 21時) (レス) id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ぽんみかんさん» ぽんみかん様、コメントありがとうございます!一気見なんて…嬉しいです😳🤍 (5月10日 21時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんみかん(プロフ) - 一気見しちゃいました、、、!更新待ってます(昨日コメントしたのですが、間違えて消しちゃって。2回目ですごめんなさい(ToT)) (5月10日 19時) (レス) @page16 id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - なまたまごさん» なまたまご様、前作から引き続きありがとうございます!頑張ります! (2023年5月3日 17時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年4月17日 8時