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自由になったピクシーは
本を破ったり髪の毛を引っ張ったりとやりたい放題

ロク「捕まえなさい。ただのピクシーでしょう?」

涼しい顔をして言うけれど
あなたが放したピクシーでこっちはパニックなのよ?

『あの人…あっ、ちょっと!返しなさい!』

1匹のピクシーが私の羽根ペンを盗もうとしているのを
ギリギリで取り返す

ネビ「あっ…ああ…あぁ〜!!助けて!」

声が聞こえた方を見るとネビルが
天井のシャンデリアに吊るされていた

大変!あそこから落ちたらひとたまりもないわ

それを見てさすがに焦ったのか
先生は杖を振り回して何か唱える

しかし呪文は効くどころか
杖をピクシーに取られちゃった…

ピクシーはその杖で
吊るされていたドラゴンの骨を落とした

顔を青くして慌てる先生

『先生!ロックハート先生!』

私がそう叫ぶも彼は見向きもせず
階段を駆け上がる

あの人!自分だけ安全な部屋に逃げるつもりね!

『"私がいれば安全"って仰ってましたよね!責任とってください!!』

急いであとを追いかけ
先生が部屋に入る直前でローブを引く

ロク「あ、あぁ!言ったとも言ったとも!」

『じゃあ早くどうにかしてください!』

ロク「それは杖があればの話だ!君が私の杖を取り返してくれるのかね?ん?」

『先生!』

ロク「しつこい生徒だ!少し顔がいいからって」

そう言うと足で私を蹴り飛ばした

すぐ後ろが階段で私は抵抗できずそのまま転げ落ちる

『イッ…タ』

ロク「残ってるピクシーを籠に戻しておきなさい!」

先生は部屋に入ってしまった

✡

ハマ「イモビラス!」

彼女が唱えるとピクシーの動きがゆっくりになる
その隙にピクシーを捕まえる

気がつくと教室には私たち4人と
ネビルしかいなかった

ネビ「なんで僕だけこうなの?」

『ネビル待っててね、今助けるわ!』

3人に残りのピクシーを託して
私は近くにあったイスを机にあげる

『イスに足は届く?押さえてるからゆっくり降りてきて!』

ネビ「ありがとう…」


その後無事にピクシーは籠に戻せた

ロン「もうこんな授業こりごりだよ」

ハリ「アイツの呪文効いてなかった」

ハマ「失敗は誰にでもあるわ」

『…私ももう受けたくない』

ハマ「Aまで!」

ロン「君見てなかったの?」

ネビ「アイツ、Aのこと階段から落としたんだぞ」

ハマ「それは…」

『…その話はいいわ。行きましょう』



私たちはそれから何も話さず
静かに教室を後にした

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婭兎(プロフ) - 水衣さん» 水衣様、コメントありがとうございます!大好きなんてお褒めの言葉…嬉しすぎます🫶🏻 (5月23日 5時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
水衣(プロフ) - 面白いです…!このお話大好きです(♡>艸<) (5月22日 21時) (レス) id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ぽんみかんさん» ぽんみかん様、コメントありがとうございます!一気見なんて…嬉しいです😳🤍 (5月10日 21時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんみかん(プロフ) - 一気見しちゃいました、、、!更新待ってます(昨日コメントしたのですが、間違えて消しちゃって。2回目ですごめんなさい(ToT)) (5月10日 19時) (レス) @page16 id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - なまたまごさん» なまたまご様、前作から引き続きありがとうございます!頑張ります! (2023年5月3日 17時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:&#23149;兎 | 作成日時:2023年4月17日 8時

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