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医務室へ行くとあるベッドの前に案内された
…がパーテーションがあって中の様子が分からない

『先生、見せたいものって…一体?』

マク「いいですか?少しショックかもしれませんが…」

先生はそういうとゆっくりパーテーションをずらした

中にいたのは

ロン「ハーマイオニー…」

ベッドに横たわる親友だった

しかし目は見開かれ、肌に血の気はなく
私たちの知っている彼女の姿ではなかった

マク「図書館の近くで倒れていました」

『図書館…』

そう聞いて後悔が押し寄せる

図書館の近くで倒れていたなら
私と別れた直後に事件が起きたはず
彼女の側を離れなければ今頃石になんて…

『…私のせいだわ』

ハリ「違うよ、君のせいなんかじゃない」

ロン「ハリーの言うとうりさ」

『違う!違うの…直前まで私といたのにっ…』

親友のひとりも守れなかった
そんな自分がとても情けない

『ごめんなさい…ハーマイオニー…許して』

泣きながら冷たくなった彼女の頬に手を当てる
ハリーとロンはそんな私の背中を
ゆっくりとさすってくれた




ドラ「A」

ずっと待っていたのだろう
医務室から出た途端にドラコが駆け寄ってきた

『ドラコっ』

倒れ込むように彼の胸に抱きつく

ドラ「泣いたのか?もしかしてお前らっ」

ロン「僕らが泣かせたって言いたいわけ?」

ハリ「疑うのが趣味なのかマルフォイ」

『ハーマイオニーが…ッ』

泣きじゃくる私とハーマイオニーの名前で
ドラコは何が起きたのか勘づいたようだ

ドラ「…そうか、グレンジャーも」

『私のせいなの…私が側にいれば』

ドラ「Aを迎えに行ったのは僕だろ?だったら僕のせいだ」

『ドラコは悪くない!』

ドラ「ならAもだ。いいか?この事件に関しては誰も悪くない。だからもう自分を責めるな」

強く抱き締め頭を撫でてくれる

ドラ「落ち着いたか?」

『うん…ありがとう』

ロン「本当は君に頼みたくないけど…マルフォイ、Aを頼んだよ」

ハリ「僕たち行くところがあるんだ」

ドラ「勘違いするな。Aは元から僕のだ」

『どこに行くの?』

ハリ「ハグリットのところさ」

『私も行くわ!』

ハリ「ダメだよ!」

『でも…私も何かしたい』

ロン「じゃあ…Aはハーマイオニーの側にいてやって。目を覚ましたときに誰もいないと可哀想だろ?」

ハリ「君が適任だよ」

『…うん、任せて』

ハーマイオニーが目覚めるまでそばを離れない
Aはそう心に決めた

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婭兎(プロフ) - 水衣さん» 水衣様、コメントありがとうございます!大好きなんてお褒めの言葉…嬉しすぎます🫶🏻 (5月23日 5時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
水衣(プロフ) - 面白いです…!このお話大好きです(♡>艸<) (5月22日 21時) (レス) id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ぽんみかんさん» ぽんみかん様、コメントありがとうございます!一気見なんて…嬉しいです😳🤍 (5月10日 21時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんみかん(プロフ) - 一気見しちゃいました、、、!更新待ってます(昨日コメントしたのですが、間違えて消しちゃって。2回目ですごめんなさい(ToT)) (5月10日 19時) (レス) @page16 id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - なまたまごさん» なまたまご様、前作から引き続きありがとうございます!頑張ります! (2023年5月3日 17時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:&#23149;兎 | 作成日時:2023年4月17日 8時

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