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急にシンとした医務室
どうしよう…
何をしたら良いのかわからず
とりあえずベッド横のイスに腰をかけた
『大丈夫なの?』
ドラ「こんなのどうって事ない」
『え、でもさっきまだ痛いって』
私がそう言うとドラコは
悪そうな笑みを浮かべて
ドラ「少し休憩したかっただけだ。たまには質の悪いベッドも悪くないな」
手を頭の下に敷き
足を組んで完璧にリラックスしてる…
『はぁ…全くあなたって人は』
ドラ「…んー、なんか違う」
ドラコは杖をとり、パーテーションを2つ
私の後ろに呼び寄せた
ドラ「これでよしと」
『…なんで?』
ドラ「君の後ろから憎たらしい顔が見えたからな」
そっと外を覗くと
ハリーが険しい顔でこっちを見てた
『ハリーがいるだけじゃない』
ドラ「視界に入れたくなくてね。それに…」
この方が2人だけの空間って感じがしてドキドキするだろ?と、耳元で囁かれた
『なによそれ//』
ドラ「そのままの意味だ。どうした、顔が赤いぞ?」
『か、からかうのもいい加減にしなさい!』
私はドラコ曰くケガしてる足に
思いっきりチョップをおみまいしてやる
ドラ「いったぁぁあ!A!お前っ…」
僕はケガ人だぞ!と騒ぎ始める
『さっき少し休憩したいだけって言ったのどなた?』
それともマダム・ポンフリーをお呼びしましょうか?
と言うと大人しくなった
ドラ「A」
『んー?』
ドラ「今日、応援してくれてありがとうな。スリザリンの旗、持っていてくれただろ?」
『クラッブとゴイルが始まる前にくれたの。箒からでも見えたのね!よかった』
ドラ「嬉しかった。……あと、おでこ平気か?」
『おでこ?』
ドラ「ほ…ほら、試合前。グリフィンドールの控え室の近くで…」
そう言われてあの時の光景を思い出し
身体の温度が上がっていくのがわかった
『あっあの"目覚まし"よね!大丈夫、平気よ//』
ドラ「ふっ…また顔赤くなってるぞ」
『気のせいよ』
ドラ「…あのとき何されると思ったんだ?」
『何って…急だったからわからないわ』
ドラ「言えよ」
『わからないって言ってるでしょ』
ドラ「本当は…?」
あぁもう!
『だからっ…キ、キス…されるかと思ったの…//』
そう言うと彼も顔を赤くして、そうかと一言
それからなんだか気恥ずかしくなっちゃって
マダム・ポンフリーが呼びに来るまで
ドラコの顔を見れなかった
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婭兎(プロフ) - 水衣さん» 水衣様、コメントありがとうございます!大好きなんてお褒めの言葉…嬉しすぎます🫶🏻 (5月23日 5時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
水衣(プロフ) - 面白いです…!このお話大好きです(♡>艸<) (5月22日 21時) (レス) id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - ぽんみかんさん» ぽんみかん様、コメントありがとうございます!一気見なんて…嬉しいです😳🤍 (5月10日 21時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんみかん(プロフ) - 一気見しちゃいました、、、!更新待ってます(昨日コメントしたのですが、間違えて消しちゃって。2回目ですごめんなさい(ToT)) (5月10日 19時) (レス) @page16 id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - なまたまごさん» なまたまご様、前作から引き続きありがとうございます!頑張ります! (2023年5月3日 17時) (レス) id: 3c5c103705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年4月17日 8時