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ジェ「A、杖は持った?」
『持ちました』
ジェ「ローブ…ローブ入れたかしら」
『これから新調しに行くの。サイズが合わなくなったから』
ジェ「あぁ。そうだった…後はあれよ!」
『お母様、大丈夫よ。ジェイがちゃんと準備してくれたわ』
ジェイ「ジェシカ様、落ち着いてください」
ジェ「そ、そうよね…」
テオ「ジェス。ジェイを信用してやらんか」
今日から新学期
ダイアゴン横丁で2年生に必要なものを揃えて
そのまま汽車に乗る予定だ
今年もお父様とお母様はお見送りに来れないらしい…
その代わりドラコとルシウスさんと
一緒に向かうことになってる
ジェ「…羽根ペンは?」
『お母様!』
ジェ「…ごめん」
✡
ルシウスさんとドラコが家に来た
テオ「ルシウス!」
ルシ「テオ…クリスマスぶりだ」
会って早々ハグをして背中をバンバンと叩き合う2人
本当に仲がいいのね…
ドラ「A」
ルシウスさんの後ろから
ずっと会いたかった人が顔を出した
『ドラ…コ//』
背が伸び、声変わりもしていて
少し会わない間にとても大人っぽくなっていた
思わずポーッと見つめてしまう
ドラ「どうした?体調悪いのか?」
そう言いおでこに手を当てる
ドラ「熱は…ないな。顔は赤いが」
『ちがっ…//その…大人っぽくなってるから…かっこいいなって』
そう釈明するのが精一杯で
あーもう…また顔が熱いわ、と手でパタパタ扇ぐ
チラリとドラコの顔をみると
彼の顔も赤くなっていた
ドラ「…ッ//そうか」
『うん//』
ドラ「君も…綺麗になった//」
『…ッそれって前は綺麗じゃなかったってこと?』
恥ずかしさを紛らわすために思わず口走る
ドラ「ち、ちがう!その…前はか…かわいかったけど…今は綺麗だって……あぁもう、いちいち説明させるな//」
『…ごめん//』
久しぶりに会ったのも相まってなんだか気恥ずかしくなり、私たちは俯いた
テオ「ルシウス、すまないがうちのAをよろしく頼むよ」
ルシ「全く。自分の娘の見送りもしないなんて…」
『ルシウスさん、大丈夫です。私は気にしてませんから』
ルシ「いい娘を持ったな…ではA嬢、行くとしよう」
テオ「まあな。A、気をつけて行きなさい」
ジェ「手紙待ってるわ」
ジェイ「行ってらっしゃいませ」
『えぇ。またクリスマスに!』
少し寂しい気もするけれど
それを上回るワクワクする気持ちを抑えて
Aは家を出た
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婭兎(プロフ) - さめさん» さめ様、コメントありがとうございます!本当ですか?!そう言っていただけてとても嬉しいです…🥹🤍モチベーションになりますっ!更新頑張りますね💪🏻 (2023年4月16日 21時) (レス) id: fc12880bbf (このIDを非表示/違反報告)
さめ(プロフ) - すっっごく面白いです…!!🫶🏻更新等頑張って下さい、楽しみにしております!💘 (2023年4月16日 20時) (レス) id: 98685b77bc (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - なまたまごさん» なまたまご様、コメントありがとうございます!人生で初めてコメント頂きました…嬉しいです😭励みになりますっ!これからもがんばって書かせて頂きますねっ (2023年4月7日 20時) (レス) id: fc12880bbf (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 応援してます。頑張ってください (2023年4月7日 19時) (レス) id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年4月4日 11時