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ハマ「A!!!」

大広間に着くなり、駆け寄ってくるハーマイオニー

ハマ「本当にごめんなさい、呪文なんてかけて。怪我はない?体調は?この指何本に見える?」

『2本。大丈夫よ、ハーマイオニー。それよりあなた達の方が心配よ』

ハマ「私は平気よ。それにロンも」

そう言い向こうにいるロンに指を指す
ロンは目が合うと気まずそうに笑った

ハマ「でも…ハリーが…」

『ハリーがどうかしたの?』

"意識がないのよ…目を覚まさないの"

涙声で言うハーマイオニー

『大丈夫よ、大丈夫。きっとじきに目を覚ますわ』

身体を震わせながら涙する彼女を
抱きしめて、安心させるように背中をさすった




私たちは医務室に通ってハリーが目覚めるのを待った

お菓子を持っていったり、手紙を書いたり
今日あったことを話したり…

それでもなかなか目を覚まさないハリーに
心配が増していく…

このまま目を覚まさなかったら…
1人になると良くないことばかり考えてしまう
やめなきゃ、と思っても制御は出来ない

『嫌よ…そんなの…』

両目からポタポタと水滴が垂れる

ドラ「また泣いているのか」

顔を上げるとドラコが立っていた

ドラ「今度はなんだ?」

『ハリーが…目を覚まさないのッ…』

彼に泣き顔が見られたくなくて顔を隠す

ドラ「…ポッターのことか」

そういうと彼は私の隣にしゃがむ

『ごめん…あなたにこんな話して』

ドラ「いや、いいんだ…悪いのか?」

『分からないの…毎日お見舞いに行ってるんだけど…』

ドラ「そうか…よし、今から行くぞ」

『え、どこに?』

ドラ「どこって…ポッターのところだ。僕もアイツがいないとバカにする相手がいなくて困る。言いたいことも山ほどあるしな」

そう言うと私の手を引いて歩き始めた



『あの…ハリーに会いたくて』

ポン「…またあなたですか。面会は10分ですよ?」

医務室へ行くとマダム・ポンフリーは
ハリーのベッドへ案内してくれた

ドラ「…寝ているだけじゃないのか?」

『ずっとこうなのよ』

ドラ「…」

ショックを受けたのか口を紡ぐドラコ

『ハリー、今日はドラコが来てくれたよ』

ドラ「おい、ポッター。Aを泣かせるなんて最低だな。このまま起きなかったら…ッ僕が…ッ」

言葉を詰まらせるドラコ
見ると彼の目には涙が…

『ドラコ…』

ドラ「み、見るなっ!」

そう言ってドラコは私に背を向ける
私はその震える背中にそっと寄り添った

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婭兎(プロフ) - さめさん» さめ様、コメントありがとうございます!本当ですか?!そう言っていただけてとても嬉しいです…🥹🤍モチベーションになりますっ!更新頑張りますね💪🏻 (2023年4月16日 21時) (レス) id: fc12880bbf (このIDを非表示/違反報告)
さめ(プロフ) - すっっごく面白いです…!!🫶🏻更新等頑張って下さい、楽しみにしております!💘 (2023年4月16日 20時) (レス) id: 98685b77bc (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - なまたまごさん» なまたまご様、コメントありがとうございます!人生で初めてコメント頂きました…嬉しいです😭励みになりますっ!これからもがんばって書かせて頂きますねっ (2023年4月7日 20時) (レス) id: fc12880bbf (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 応援してます。頑張ってください (2023年4月7日 19時) (レス) id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年4月4日 11時

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