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?「ドラコ様、ルシウス様がお探しでしたよ」

彼の家のしもべ妖精だろうか、声を掛けられる

ドラ「あぁ、すぐ行く」

『何かあるの?』

ドラ「ダンスが始まるんだ。僕のお披露目会さ」

『主役は大変そうね…』

いってらっしゃい、と声をかけると

ドラ「何を言ってる。君も行くんだぞ」

『…え?』

ドラ「え?って…1人ではダンスはできないだろう?」

『えぇそうね』

それとこれが何の関係があるのか考えていると

ドラ「僕のパートナーは君だ」

『わ、私?!』

ドラ「そうだ。なんだ嫌なのか?」

『嫌…というか…』

ドラ「嫌ならいい。パートナーがいなくて恥をかくのは僕だからな」

シュンとするドラコ

『わ、わかったわ!お受けいたします』

慌ててそう言うと

かかったな?というような笑みを浮かべて

ドラ「…お手をどうぞ?」

手を差し出す彼は王子様にしか見えなかった

✡

司会「マルフォイ家のご子息、ドラコ様の登場です」

大歓声の中、ホールの中央に立ち
ドラコに合わせ左右に一礼する

ゾロゾロとお客さんたちが動き始め、ダンスが始まる

『私、ちゃんダンスするの初めてなの…』

そうつぶやくと

ドラ「僕に合わせれば大丈夫さ。とてもきれいだ」

そう耳元でささやく

治まった熱がまた顔に集中する

ドラコはグイッと腰を引き手を合わせ

"大丈夫だから"

そういうと音楽に合わせ動く

恐る恐る一歩踏み出すと
彼と踊るには初めてなのに自然と身体が動いた
まるで何度も練習したかのように

楽しい!

そんな私の様子を見て、ドラコも

ドラ「大丈夫って言ったろ?」

と笑った

✡

何事もなくダンスが終わり
パーティーはお開きの時間になった

ルシ「会えてうれしかったよ」

テオ「私もだ」

ジェ「シシー、またね」

ナル「元気でね。Aもまた来てちょうだい」

『はい、ぜひ』

ドラ「また学校で会おう、A」

『そうね、ドラコ』

すぐ学校で会えるのに寂しいな、と見つめていると

ドラ「…んっ//」

顔を赤くしながら両手を広げるドラコ

パーキンソンさんが思い浮かんで悩んだけど
これはドラコがしたことよ、と言い聞かせ
彼の胸に飛び込んだ

ドキドキとドラコの鼓動が直に聞こえる
できることならずっとこのままこうしていたい

あー…私、きっと彼のこと好きなんだわ
パーキンソンさんがいるから叶いっこないけれど


Aは彼の腕に抱かれながら
自分の気持ちに気が付いた

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婭兎(プロフ) - さめさん» さめ様、コメントありがとうございます!本当ですか?!そう言っていただけてとても嬉しいです…🥹🤍モチベーションになりますっ!更新頑張りますね💪🏻 (2023年4月16日 21時) (レス) id: fc12880bbf (このIDを非表示/違反報告)
さめ(プロフ) - すっっごく面白いです…!!🫶🏻更新等頑張って下さい、楽しみにしております!💘 (2023年4月16日 20時) (レス) id: 98685b77bc (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - なまたまごさん» なまたまご様、コメントありがとうございます!人生で初めてコメント頂きました…嬉しいです😭励みになりますっ!これからもがんばって書かせて頂きますねっ (2023年4月7日 20時) (レス) id: fc12880bbf (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 応援してます。頑張ってください (2023年4月7日 19時) (レス) id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:婭兎 | 作成日時:2023年4月4日 11時

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