027 ページ28
︎︎︎︎︎︎︎
?「ドラコ様、ルシウス様がお探しでしたよ」
彼の家のしもべ妖精だろうか、声を掛けられる
ドラ「あぁ、すぐ行く」
『何かあるの?』
ドラ「ダンスが始まるんだ。僕のお披露目会さ」
『主役は大変そうね…』
いってらっしゃい、と声をかけると
ドラ「何を言ってる。君も行くんだぞ」
『…え?』
ドラ「え?って…1人ではダンスはできないだろう?」
『えぇそうね』
それとこれが何の関係があるのか考えていると
ドラ「僕のパートナーは君だ」
『わ、私?!』
ドラ「そうだ。なんだ嫌なのか?」
『嫌…というか…』
ドラ「嫌ならいい。パートナーがいなくて恥をかくのは僕だからな」
シュンとするドラコ
『わ、わかったわ!お受けいたします』
慌ててそう言うと
かかったな?というような笑みを浮かべて
ドラ「…お手をどうぞ?」
手を差し出す彼は王子様にしか見えなかった
✡
司会「マルフォイ家のご子息、ドラコ様の登場です」
大歓声の中、ホールの中央に立ち
ドラコに合わせ左右に一礼する
ゾロゾロとお客さんたちが動き始め、ダンスが始まる
『私、ちゃんダンスするの初めてなの…』
そうつぶやくと
ドラ「僕に合わせれば大丈夫さ。とてもきれいだ」
そう耳元でささやく
治まった熱がまた顔に集中する
ドラコはグイッと腰を引き手を合わせ
"大丈夫だから"
そういうと音楽に合わせ動く
恐る恐る一歩踏み出すと
彼と踊るには初めてなのに自然と身体が動いた
まるで何度も練習したかのように
楽しい!
そんな私の様子を見て、ドラコも
ドラ「大丈夫って言ったろ?」
と笑った
✡
何事もなくダンスが終わり
パーティーはお開きの時間になった
ルシ「会えてうれしかったよ」
テオ「私もだ」
ジェ「シシー、またね」
ナル「元気でね。Aもまた来てちょうだい」
『はい、ぜひ』
ドラ「また学校で会おう、A」
『そうね、ドラコ』
すぐ学校で会えるのに寂しいな、と見つめていると
ドラ「…んっ//」
顔を赤くしながら両手を広げるドラコ
パーキンソンさんが思い浮かんで悩んだけど
これはドラコがしたことよ、と言い聞かせ
彼の胸に飛び込んだ
ドキドキとドラコの鼓動が直に聞こえる
できることならずっとこのままこうしていたい
あー…私、きっと彼のこと好きなんだわ
パーキンソンさんがいるから叶いっこないけれど
Aは彼の腕に抱かれながら
自分の気持ちに気が付いた
173人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
婭兎(プロフ) - さめさん» さめ様、コメントありがとうございます!本当ですか?!そう言っていただけてとても嬉しいです…🥹🤍モチベーションになりますっ!更新頑張りますね💪🏻 (2023年4月16日 21時) (レス) id: fc12880bbf (このIDを非表示/違反報告)
さめ(プロフ) - すっっごく面白いです…!!🫶🏻更新等頑張って下さい、楽しみにしております!💘 (2023年4月16日 20時) (レス) id: 98685b77bc (このIDを非表示/違反報告)
婭兎(プロフ) - なまたまごさん» なまたまご様、コメントありがとうございます!人生で初めてコメント頂きました…嬉しいです😭励みになりますっ!これからもがんばって書かせて頂きますねっ (2023年4月7日 20時) (レス) id: fc12880bbf (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 応援してます。頑張ってください (2023年4月7日 19時) (レス) id: 0620eebe98 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:婭兎 | 作成日時:2023年4月4日 11時