CS_惰眠を貪る哀、炉に入。 (ページ9)

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南月兎依/水素水様
呼称：南月さん

夢の中で出会った、少し年上の友人。
初対面で彼に“少年A”と名乗られたことから、不思議な人だ、と興味を持ち享から声を掛けた。
知り合い始めは彼の方から話を繋げてくれることが多く、ほぼ聞くことだけに専念していたが、彼との仲がいかばかりか縮まり、例にもれず無意識に距離を置かれて彼から口を開くことが減ってくると、今度は享の方が彼に色々と質問を投げかけるように。
暫くはそれでも、享は聞くことで忙しかった為距離感の違和には気付かずに上手く回っていた。
が、ある程度好奇心の波が去り、会話が落ち着いてくると、彼との間に距離が空いていることに享も気付き始める。嫌われたのか、と不安になり、直接本人に聞いてみるも、しかしよくよく話してみれば彼も意識して離れていた訳ではないのだという。
これからも変わらずに仲良くしたい、という意思を彼から聞いてからは、また当初と同じように接し合うことになった。
性格も年も大分違っているが、良い友人同士。

「南月さん。結局、は……あの、少年Aというのは、なんだった……んでしょうか。今、思い返しても……真意が、汲み取れないので」

「……あなたの、顔……ですか。綺麗、だと……思います。特に、挙げるなら……髪、だとか」

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