_ 祐樹 享〜 ページ1
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【名前】
【性別】男
【年齢】11
【容姿】暗く、輝きが抜け落ちたかのような質の悪いグレーの髪。一応丁寧にくしで整えてはあるものの、それでも毛先の方は癖が抜けないらしくところどころ跳ねている。
前髪が少しばかり掛かって光があまり差し込まないその瞳は、星のない夜空のような深い藍色を湛えており、髪の色とも相まってあまり彼に明るい印象は与えない。
そこまで外に出ない為寒さに弱く、服装はとりあえず寒さを凌げれば何でもいい、と大抵内側がもこもことした温かい長袖を着ている。傍からすると寒がりな割には薄着に見えるが、その下にタートルネックも着用しているので、本人としては十分な温度を保てているよう。
しかしそれでも部屋を出るには不十分らしく、夏以外は常に、服の上から二枚に折りたたんだ大きな焦げ茶色の毛布を羽織っている。中々高いものなので汚しはしないようにしているが、他に着るものを一々引っ張りだすのには手間がかかるから、と春先や秋口は外へ出る際も毛布と一緒だったりする。
ご参考程度に
ついでに落描き
【性格】感情を声のトーンや表情に出すのが苦手な、外面だけでいうと非常に無愛想な少年。意識しなければ表情筋はほぼ働かず、デフォルトは無表情。声も年相応の高さを除いて考えると、大分冷たく感じる。
しかしその中身は、誰にであっても"親切"で、そして少し大人びたふうな、ただの子供である。本当にいくばくかコミュニケーションに不器用なだけで、彼は根は優しい子なのだ。
彼の親切には、世間一般での"優しさ"にあたるものと、社会での"礼儀"とされるものが入り混じっている。
先ず彼の親切は、泣いている迷子には声を掛けたり、捜し物は手伝ってあげたりと、初歩的なことから始まり、
次に、ドアを開けたら先に人にくぐらせる、紅茶が冷めたら淹れ直すなど、普通の11歳の子供ではあまり思いつかないようなことにまで広がっていく。
その普通ならば成しえない心配りが、彼に妙に大人びた雰囲気を、もしくはませた雰囲気を漂わせる一因でもあり、そして同時に彼の無表情の裏にある優しさというものを感じさせてくれるものでもある。
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