嫉妬魔ヘムチの奮闘記

6 ページ6

・





WZ「お疲れ様でしたー」

『お疲れ様でした』



全てのレコーディングを終えて、予定していた外食をしようと荷物をまとめていると。



DN「あれ、ヌナどっか行くの？」

『うん、久々に外食しようと思って』

MH「久々って、ヌナはいつもデリバリー頼んで外食みたいなものじゃん」

『ちゃんと部屋で食べてるよ』

SG「しかも部屋じゃなくて作業室ね」

『もう家みたいなものだから』



荷物をまとめ終わってリュックを背負えばスングァナがドヤ顔で、僕がオススメの健康的でちょーオシャレなご飯屋さんを紹介してあげましょう！と言ってきた。


ドヤ顔してる姿が可愛くて頭を撫でると、なんですか？と言葉はツンツンしているけど顔は嬉しそうにしている。


うん、やっぱりこの子達は可愛いな。













・












『おぉ、』

SG「どう？！」

『うん、確かに今どきの若者が来そうな場所だね』




お店に来ているお客さんも若い人や女性ばかりだし、料理も野菜中心で美味しい。

スングァナが頼んでくれたオススメのご飯をひたすらモグモグと食べる。




DN「…ヌナって結構幼く見えるよね」

『え』

SG「確かに、年上に見えないもん。
僕らと同じくらいに見える」

『一応立派な大人の女性なんだけどなぁ』

MH「あれ？いくつだっけ」

『93lineだから…24歳かな？』




割と私は実際の年齢よりも低く見られるらしく、メンバーのみんなは私の年齢を聞くまで、最初はドギョマたちと同じくらいだと思ってたらしい。

ちょっとヘコむな。




『大人の女性に見えるにはどうしたらいいのかな…』

DN「ごめんなさい！
そういう意味で言ったわけじゃなくて」

SG「素直に食べてる姿が可愛かったって言えばいいじゃん」

DN「い、いや、それはちょっと恥ずかしいというか」

SG「思春期か」

DN「違うし！」





スングァナとディノのやり取りに笑いながら、食事の続きをしているとミョンホがパスタをクルクル巻きながら口を開いた。




MH「でも、話してみたら落ち着いてるし大人の女性って感じはするよ。ヌナはきっと、顔が幼く見えるだけだよ。
僕はそれがヌナの良さでもあると思うけど」

SG「そうそう。今のままで充分魅力的！」

DN「俺もそう思います！」

『じゃあ、みんなが言うならこのままでいる』




そう言うとみんな笑ってコクコクと頷き、またご飯を食べ始めた。



・

7→←5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す