四ツ貝 ページ6
ーーー*
「ねー、体育祭もうすぐじゃん」
「だね」
「何出るか決めた？」
今話しているのは、あの友人Ａである。
一限目が終わった後の休み時間、珍しく駆け寄ってきたと思えば。
丁度この時季にある一大イベント”体育祭”
クラス対抗、まあ紅白で別れたりするそれだ。
思いっきり体を動かせる、とのことで、ランランと目を輝かせる方も少なくはなかろう。
だが
「体育祭、か。……あんま思い出したくない」
「あ、なんか去年ズッコケ」
「やめて」
去年の体育祭は本当に地獄だった。
運動も勉強も並(以下かも)な私、なのに！
何故か無理やりリレーのトップバッターを押し付けられて……
「うがあ、やだダメだ無理」
まずい、吐き気が
「で、さ、A。わたし」
恥ずかしそうな声に顔を上げると、そこには成瀬くんを見つめる友人Ａの姿が。
あーーーーー、なるほどね
「成瀬く」
「声デカい」
おっと。
声を潜めて言う友人Ａに、ごめん、と軽く謝ってから、改めて口を開いた。
「成瀬くんと、なんかするの」
「できれば、ね」
よっぽど恥ずかしかったのか、顔を紅色にさせながら俯いている。
成瀬、なるせ、ねぇ。
「あ、やばこっちみた」
「うおぉ、おう」
友人Ａに半ば押し倒され、視線を泳がせる。
騒がしいなあ、ほんと。
微笑して、窓の方へと目線を向けた。
「んで、どこ好きなの」
「顔」
即答。おいおい、いいけどさ。
てかこの体制で喋んのキツない？、とぼやく声は無視して、話を続ける。
「成瀬くん、は。喋ったこと…あ。」
「え、あんの」
「うーん、一回、？」
今思い出した。
なにか、何処かで。
あの低音を、間近で聞いたことがあったような。
いつだっけ。
多分、春だった気がする。
＿＿＿＿待って、この人俺担当＿＿＿＿
そうだそうだ。
あの時。
「新入生歓迎の日さ＿＿＿＿」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
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西 - この方角に福があるはずです
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まねきねこ(プロフ) - 雛瀬流葉さん» あぁぁあ！！こちらこそいつもいつも😭更新、頑張ります💪 (2021年10月4日 23時) (
レス) id: 35836646c0 (このIDを非表示/違反報告)
雛瀬流葉(プロフ) - んなあああ！新作！おめでとう！ございます！本当にいつもありがとうございます！無理せず更新頑張ってください！ (2021年10月4日 22時) (レス) id: a7fcb663f1 (このIDを非表示/違反報告)
まねきねこ(プロフ) - ゆな(最強)@さぶ垢さん» ゆ、ゆゆなさん！！((おちつけ コメありがとうございます😭ゆなさんの作品も最高です！！嬉しいお言葉本当に感謝しております🙇♀️😭 (2021年10月2日 21時) (レス) id: 35836646c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(最強)@さぶ垢 - なる.せちゃんの新作おめでとうございますー！！まねきねこさんが書く小説はどれも素敵な作品ばかりで……読むのが止まらないです() 今回も楽しみにしてます！！ (2021年10月2日 21時) (レス) id: 90fb24ada6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まねきねこ | 作成日時：2021年10月2日 18時
