ずっと離れないから£気象系・家族£

26話―智― ページ28

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さっきからずっと、近くで音が聞こえる…。

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おいらはふと、目を覚ました…

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するとさっきまで寝ていたはずの翔が、

真っ青な顔をして、辛そうにしていた。

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おいらが思わず叫ぶと、いつの間にか帰ってきてた潤に止められてしまった。

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…なんで、こんな事に…？

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少しパニックになってると、潤のバッグを持っ
た和と雅紀が来て、


潤が翔に薬を飲ませた。

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おいらは、その光景を、ただ呆然と眺めていた。

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でも、ふと我に返り、

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おいらは、お詫びの気持ちも込めて翔の背中を擦った。

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……ごめんな、気付いてやれなくて、、、。

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すると翔はそれを察したように、

おいらの片方の手をギュッと握ってきた。

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すると、だんだん落ち着いてきた翔は、

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「ぁりがと…」

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といって、顔を上げてきた。

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「もう、具合悪い所無い？」

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おいらが、そんな翔にすかさず聞くと、翔は首を縦に振った。

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そして、

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「しょう？これからは、具合が悪くなったらちゃんと言うこと。いい？」

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と、潤が続けて少しの説教をすると、コクコクと縦に首を振る翔。

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…本当にそうしてくれるといいけど…。

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潤とおいらは、ちょっと不安になりつつも、信じる事にした。

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まあでも、これにて一件落着♪

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のはず…

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「智にいも、ちゃんと翔見てなきゃダメでしょ！

罰として、夜ご飯の手伝い！」

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じゃなかった…

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「はぁい…。」

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もはや、どっちが歳上か分からなくなってきたけど、


おいらは、潤の夜ご飯の手伝いに行き、

翔は和と雅紀に頼む事にした。

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作者から・アラフェス~ちょこっと櫻葉~→←25話―潤―

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