【鬼滅の刃】ヤンデレ短編集♪

前回の続き* ページ24

……………。



なんでこうなったのだろう？


あのあと、鬼の数が予想よりも多く二手に分かれることにした私達

霞柱はというと、離れるギリギリまで一緒に行くと言っていたが、効率的に悪いと思ったのか秒で終わらせて合流すると、無茶な宣言をして走っていった


で、なんか私は貧乏籖(びんぼうくじ)を引いたらしい
青ざめた私を嘲笑(あざわら)うように、こちらを窺(うかが)っている十二鬼月を見ながらそう思う

確かに、道中に自分を高めることにつながる等と言ったが、実際に目の前にしたら怖いよ

一人で相手するなんてあの時の自分は想像していなかった訳だし……

だって私、十二鬼月とご対面するの初なんだよ？

なのに一人、しかも薄ら笑いを浮かべてる
気持ちが悪い

と、述べている間に少し距離を取り、どの型で対応するか分析する

だが、たった今会ったばかりの為、情報が少ない
取り敢えず扱いやすいやつで、様子を窺(うかが)うか


『水の呼吸壱ノ型、水面斬(みなもぎ)… 鬼「遅い」

(ｻﾞｼｭｯ ぅあ』


慎重に行き過ぎたようだ
隙を見て、こちらに切りかかってきた
幸い、横腹を引っ掛かれた程度で抑える事が出来たが、それでもまあまあの深さを抉(えぐ)られている

切りかかってきた鬼は、すぐに体勢を整え、次の攻撃に移ろうとしている

しかし、私は横腹の痛みと恐怖で動けない
早くしなければと思えば思うほど、体が強張(こわば)って動く事が出来ない

ここまでの命なのだろうか
なんか走馬灯(そうまとう)まで見えてきた





そうして覚悟を決めて目を瞑(つむ)った私に、鬼の攻撃が来ることは無かった







………×………×………×………
長いし、説明文が多くてすみません
また切りますね

前回の続き2*→←染めてあげる【依存型？/時透 無一郎】★リク

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す