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〈◯月△日 今日 生まれて初めて親父に殴られた〉

〈重い拳だった それは己の背中一つで 俺達 家族や様々な重責を背負って生きてきた男の拳だった〉

〈自分の拳がひどく小さく見えた〉

〈仕事をやめ二年と三ヶ月 ゲーム機のコントローラーしか握ってこなかった負け犬の拳だ〉


「別になァ 上手に生きなくたっていいんだよ 恥かこうが泥にまみれようが いいじゃねーか 最高の酒の肴だ バカヤロー」


〈そう吐き捨てて仕事に出かけた親父の背中は いつもより大きく見えた〉

〈今からでも俺は親父のようになれるだろうか‥初めて親父に興味をもった〉

〈二年ぶりに外に出た しぜんと親父を追う俺の足〉

〈マムシの蛮蔵 それが親父のもう一つの名前〉

〈悪党どもをふるえあがらせる同心マムシ‥彼の顔が見たかった 働くということが どういうことなのか彼を通して知ろうと思った〉

〈ーーーーーーマムシは〉

〈ワンカップ片手に一日中 公園でうなだれていた‥マムシは一ヶ月前にリストラ〉


「いやあああああ」


息子の日記を読んでいた工場長が泣きながら日記を破る


「お前らにわかるかァァ!!マムシの気持ちがァァ 息子の日記にこんな事 書かれたかわいそうなマムシの気持ちがァァ!!もう少しだ!!あとちょっとで息子も更生できたのにリストラはねーだろ!」

『大砲の用意 お願いします』

原田「はい 総長」


工場長が話している間にAは大砲の用意をさせる


「おかげで お前 息子はひきこもりから やーさんに転職だよ!北極から南極だよお前」

土方「最高の酒の肴じゃねーか」

「飲みこめるかァァ!!デカすぎて胃がもたれるわァ!!こんな世の中間違ってる!だから俺が変える!!十年かけてつくりあげたこの「蝮Z」で 腐った国をブッ壊して革命 起こしてやるのよ!」

土方「腐った国だろうが そこに暮らしてる連中がいるのを忘れてもらっちゃ困る」

『革命なら国に起こす前に まずご自分に起こしてみてはどうでしょうか?』

「うるせェェ!!てめーらに俺の気持ちがわかってたまるかァァ!!」

土方「大砲 かまえ!!」


土方の合図で大砲をかまえるが

総悟は土方の頭部にかまえる‥


土方「いや そこじゃなくて」

総悟「えぇっ!!」

土方「何びっくりしてんだァァ!!こっちがびっくりだわァ!!」

『土方さん‥アレを』


Aが見ている先には‥捕らえられた近藤達が‥

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設定タグ:銀魂 , 真選組 , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ラブラブひかるん | 作成日時:2021年5月24日 13時

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