第十三訓:外見だけで人を判断しちゃダメ ページ16
とある料亭‥
神妙な面持ちの真選組と長官・松平が集まっていた‥
松平「てめーらを呼んだのは他でもねェーーーーーーーーー奴がついに動く」
近藤「‥とっつぁん そりゃ確かかィ」
松平「間違いねェ 奴の周りには常に俺の密偵が張ってる 奴もそれに勘づいてナリひそめてやがったがAちゃんの情報は密偵のさらに上をいく」
『ふふっ‥』←ニッコリ笑顔
松平「我慢比べは俺達 年寄りに分があるってもんよ 我慢できずに動き出しやがった 俺ァ もう後手に回るつもりはねーよ 幕府の連中がガタガタ言うなら腹切る覚悟だ‥‥決戦だよ 奴も奴の企ても全て潰す」
近藤「‥そうか とっつぁんが そのつもりなら俺達の命もアンタに預ける」
松平「フン 頼りにしてるぜ」
そういって松平は個室を出て行く
そして‥
近藤「‥‥トシ‥Aちゃん‥総悟 一つ確認しておきたい事がある」
土方「なんだ?」
近藤「‥‥奴って誰かな?」
土方「しらねーのかよ!!」
後日‥遊園地
「おー栗子 ワリィ ワリィ遅れちまって 待ったァ?」
栗子「いえ 私も今来たところでございまする 全然待ってませんでございまする」
「あ なんだよ よかった〜実は電車がさァ〜」
一見普通のカップルの待ち合わせ風景だが‥
その近くの茂みでは‥
松平「‥野郎ふざけやがって 栗子はなァ てめーが来るのを一時間も待ってたんだよ バカヤロー」
『そうですね 男性なら遅くても五分前には待ち合わせ場所にいるのが紳士です 一時間はないですね』
松平「Aちゃんもそー思うよなァ どーしてくれんだ俺が手塩にかけて育てた娘の人生を一時間も無駄にしてくれやがって 残りの人生全てで償ってもらおう オイ トシ!お前ちょっと土台になれ」
土方「待たんかィィィ!!」
茂みから銃をかまえる松平と双眼鏡で栗子達を観察しているAに土方が叫ぶ‥
土方「お前 何ィィィ!?奴ってアレかァァ!?娘の彼氏ィ!?」
松平「彼氏じゃねェェ!認めねーよ あんなチャラ男パパは絶対認めねーよ!」
土方「やかましーわ!俺はお前を警察庁長官なんて絶対認めねーよ!」
総悟「土方さん 俺もアンタが真選組副長なんて絶対認めねーよ!」
土方「おめーはだまってろ!!A‥奴が彼氏ってこと知ってやがったな」
『えぇ もちろん この事をとっつぁんに伝えたのも私です』←実は栗子と仲良し
土方「なんで言ったんだ‥」
『面白そうだったからです』
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作者名:ラブラブひかるん | 作成日時:2021年5月24日 13時