解釈違いです！！！ (ページ30)

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ドレスコードとお相手はページ30

Aside

結局あの後皆相手が決まるより先に就寝時間がやってきて
次の日の朝を迎えた

談話室で皆が集まるのを待っていればリーマスだけやってきて
どうやら他のメンツはダンスパーティーの誘いから逃げ回っているらしい

廊下を歩くだけでも沢山の誘い誘われの現場に遭遇する

「その､リークフェルムの次でいいの！だから私と行ってください！！」

リマ「君が？Aの次？…勘違いも甚だしい
第一､僕は君が誰かすら分かってないのにその誘いを受けると思うかい？」

なんでリーマス今日こんなに火力強めなの？？？
女の子座り込んじゃったし涙目だよ？？？

まだ続けようとするリーマスを慌てて止める

A『リーマスもうやめなって』

リマ「でも」

A『でももだってもないよ
…私のハンカチでごめんね､でも良かったら使って？』

女の子がハンカチを受け取ったのを確認した後手を差し出し起き上がらせ時計を確認すると

A『やば､そろそろ向かわないと授業間に合わなそう
行くよリーマス』

「え、あの､ハンカチ」

A『あー…今度会った時にでも返してくれたらいいよ！
それじゃ！』

リーマスの手を引きながら歩いていればふとリーマスが足を止める

A『どうしたの？』

リマ「Aは色んな人堕としすぎだよ…もう少し自分の魅力分かってくれないと僕､心配で」

A『何をどう心配してるのか知らないけどさ
私が他のに乗り換えることなんてないし､何かあっても助けてくれるでしょ？』

リマ「それは…そうだけど」

A『だったら何も心配いらないじゃん
私の恋人なら胸張って歩けぇ〜？？』

そうこうしているうちに

教室が見え始め､時間的にも大丈夫そうだ

教室に近づくにつれて

見慣れた黒髪が苛立ちながら立っているのがわかる

シリ「行かねぇってんだろ！！っーかお前マジで誰だよ！！！←」

「そんな事言わないでよシリウス！
もうっ､私はビアンカだって何回も言ってるでしょ！！」

シリ「うっせぇ！！！ピアニカだかサザンカだかしらねぇけど俺は！お前と！行かない！！」

「だから！！ビアンカだってば！！！」

…何してんだあいつらと思いながらリーマスの反応を見れば
真顔で私の手を掴み教室内に足を進める

席につき授業開始を待っていれば

徐々に皆が集まってくる

ピー「ね､ここ…あいて、る？」

リマ「空いてるよピーター
ところでどうしてそんなに息切れしてるの…」