笑えない冗談 ページ8
Aside
やっとリーマスに会えるんだ
そう心躍らせながら
シリウスの後ろをついて行く
なんて言われるかな
怒られるのは避けれなそ…
そう考えていると病室についたようで
先に入っていったシリウスの合図を待つ
シリ｢今日はお前にいい知らせがあるんだリーマス｣
リマ｢､また何か悪戯仕掛けてきたんじゃないだろうね？｣
シリ｢まさか！今回は本当にいい事さ｣
入ってこいよ！とシリウスに呼びかけられ
ゆっくりと扉を開き､2人に近寄った
A『…おはよう､かな？心配かけてごめんね』
リマ｢え､あ､嗚呼おはよう…？｣
どこか歯切れの悪いリーマスの反応に
シリウスと顔を見合せていた時
彼の口から出た言葉が私に突き刺さる
リマ｢あの…悪いとは思うんだけど
君…誰だい？｣
シリ｢っ､は？
おいリーマス､笑えねぇ冗談はやめろよ｣
リマ｢冗談？まさか
本当に分からないから聞いてるんだよ｣
あの顔は本当に困ってる時の顔だ
でも､なんで
シリウスと普通に話してるし､セブルスもこれについての話はなかった
じゃあ私だけ？
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シリウスside
A『自己紹介が遅れてごめんなさいね
私はA・フォーレント
貴方とは同級で今はシリウス達と騒ぐような仲よ』
シリ｢おいA､｣
何故恋人だと言わないんだと言いかけると
Aは切なそうに微笑んだ
その笑顔に負け言葉を飲み込めば
『これ以上長居してはあれだし､私達もう戻るわね』とAに手を引かれ
リーマスの病室を後にした
Aの病室へと帰ってきた後
ベッドに腰掛けたAに飲み込みきれなかった問いをぶつける
シリ｢…なんで恋人だって言わなかったんだ｣
A『私に関した記憶が丸々抜けてる理由について私なりに考えた
きっと､私が彼の倒れる原因の一つになっているからだと思ったの』
シリ｢だからって｣
A『それに､昨日検査した時言われたの
もしかしたらもう長くないかもしれないって』
シリ｢…は？｣
俺から視線を逸らしたAは
足元を見ながら言葉を続けた
A『頭へのダメージが大きかったらしくてね
今こうやって動いて､喋れてる事すら奇跡だって
…恋人だって言ってリーマスがそう認知してくれたとしても
私はいついなくなるかも分からない
もう彼に､負担はかけたくないの』
その選択が自分の首を絞めるなんて分かってるのに
優しいAはリーマスの為に自分の意思を犠牲にする
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トノン(プロフ) - 本作もお読みになって頂きありがとうございます！完走目指して頑張ります( •̀ω•́ )و (2023年2月7日 0時) (
レス) id: 90c86518f8 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - 面白い！超タイプです！頑張ってください！ (2023年2月6日 19時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トノン | 作成日時：2023年2月6日 14時
