息付く暇もなくなる前に ページ9
Aside
ドーラやリーマスが騎士団員として活動し
シリウスが1人ブラック邸で活動させろと騒ぐ頃
私はキースさんに呼ばれ館へと戻っていた
相変わらず綺麗で大きな館の扉をノックするも
反応がなく
渡されていた鍵で扉を開け中に入る
A『キースさん？…自室かな』
リビングやキッチンを覗くもキースさんの姿はなく
ジェームズやリリー､リグの姿も見当たらない
キースさんの自室へと向かう最中の廊下もどこか暗くて
自分の足音だけが響く
館に入った時から感じる嫌な予感が扉に近づく度増していく
鳴り止まない頭の中のエラー音を無視して
扉を開いた先で見たのは
椅子に腰かけ血を吐いているキースさんの姿
A『キースさん？！大丈夫ですか！？』
キー｢…､Aか
今日呼ん､だのは､これについてだ｣
口に溜まった血を床に吐き出し
キースさんは話す
キー｢シャドーフォグは､力や寿命が不規則であり無限の可能性がある､ってのは…お前も体験して分かってるだろ？
けれど､所詮は生き物､いつかガタがくる｣
A『キースさん､話なら後で山ほど聞きますから
病院に行きましょう？』
キー｢行っても治らねぇよ､この体で耐えれるキャパを超えたからこうなってんだから｣
私の言葉を軽く受け流し
一息ついてまた話し続ける
キー｢A､俺はお前に苦しんで欲しくない
だから今愛する人を持ったお前に教えるべき事とこれから俺がしようとしていることを､伝える｣
A『私だって貴方に苦しんで欲しくない
きっと､､リグだってそう言います』
キー｢だからリグには言わない
嫌でも理解しなくちゃいけない時期まで来てしまったことはA､お前が1番わかってるだろ｣
A『…貴方は狡い人だ』
キー｢はっw､好きなだけ言え
…いいかA､俺らシャドーフォグには死ぬ方法が2つある
1つは自分の耐えれるキャパを過度に超えること
もうひとつは＿＿｣
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キースさんは､1度決めたら絶対に折れない
それがわかっていてもあの作戦に賛成できない
けれどそれに手を貸すしかないのなんて分かりきってて
帰って何度目かのため息を着く
シリ｢そんなにため息ついたら幸せが逃げるぞ？｣
A『私が逃がした分周りが幸せになるからいいんだよ』
シリ｢ふっw､そーかよ｣
こうのんびりと話す暇が今の時代ないのなんて分かってる
けれど今､今だけはキースさんのことも闇の勢力のことも忘れていたい
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トノン(プロフ) - やっと返せるようになりました( ˶'ᵕ'˶)､コメとても励みになっております！ありがとうございます！！ (2023年2月5日 4時) (
レス) id: 90c86518f8 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - ネーム間違えました。 (2023年1月9日 9時) (レス) @page20 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
ぴう - うわぁぁ、、感動！最後の方泣きながら見てました。、w、とても面白かったですこれからも、番外編？頑張って下さい！ (2023年1月9日 9時) (レス) @page19 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - 完結、、、、、すごい！！！本当に面白かったです！完結後のみんなも、面白いですあと数話で完結なんて、悲しい、でもとっても面白かったです！ (2023年1月7日 8時) (レス) @page16 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
イジー - キャーかわいい‼尊い‼好き！←最高です！みんなかわいい、本当に面白いです！ (2023年1月3日 11時) (レス) @page8 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トノン | 作成日時：2022年12月28日 3時
