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第142話「男の畜犬談(前編)」 ページ2

列車が着くと、男、少女、少年の順で一行は駅に降り立った。

「……却説、あの二人が乗ってくる列車が来るまでは時間が有る。敦君、いろは、其処の長椅子にでも座って休憩すると善いよ。」

男は優し気に笑って歩廊に設置された長椅子を指す。

「……しかし、気を抜けばマフィア(彼等)は襲ってきます。責めて私だけでも…!」

そう云った少女に、男は微笑んだまま少女を抱き上げるとそのまま長椅子に座らせ、真剣な表情になると口を開く。
抱き上げられた少女は、驚いた様に目を見開いていた。

「……いろは。時には休むことも重要だ。善いね?…嗚呼、大丈夫だよ、二人共。いろはが休んでいる間は私が代わりにやろう。…とは言っても、いろはと違ってそこまで得意では無いから不自由にさせるかもしれないけれどね。」

男は、やや大袈裟な動きと共に少年と少女にそう云う。

少年は異論・反論は無いらしく、素直に従う事にしたらしい。
少女の隣に座った。

少女は不満げに……否、心配そうに男を見ていたが、にこにこと微笑みながら少女の頭をぽんぽんとしたのを見、渋々従う事にしたらしかった。
少女は警戒心と異能を解く。

……と、ほぼ同時に男は一つの獣に目を止める。

「こんな僻地で再び君と見えるとは……。余程、私と雌雄を決したいらしい。」

男の目線の先に居たのは……一匹の、大きな犬で有った。

少女は、嗚呼……と納得し乍らも、愛らしく吠えるその犬を、きらきらとした瞳で見つめる。
少年はそんな二人を見ると、苦笑いしている。

「おっと!威勢がいいね。だが無駄だよ。此方には切り札がある。見給え。」

男が外套の懐から出したのは……_____

第143話「男の畜犬談(後編)」→←第141話「男と少年と少女と」



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設定キーワード:文スト , 中島敦 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:業猫 | 作成日時:2019年9月9日 16時

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